![]() |
ミリオンダラー・ベイビー ポニーキャニオン このアイテムの詳細を見る |
天気 GWのいりは雨ってのに・・・。
DVDで、ミリオンダラー・ベイビー
を、みました。
この映画、戦う北国のOLサナダさんが
大感動してらっしゃった映画です。
寂れたボクシングジムには、
元ボクサーの老人(モーガン・フリーマン)と
名カットマンの老トレーナー(クリント・イーストウッド)が
明日のチャンピオンが生まれる日を、夢見て暮らしていました。
そんなところに、30を過ぎたウエイトレスの(ヒラリー・スワンク)が、
プロボクサーになりたいと、やって来ます。
盛りを過ぎた女ボクサーの成功など無いと
一度は断られますが、彼女のひたむきさと情熱に、老人は動かされ
もう一度、チャンピオンを育てる夢を見ます。彼女と一緒に。
この映画、上映当時は賛否両論。
タダ暗いだけだ!名優出しゃいいってもんじゃねーぞ!と
酷評も多くて、そんなに暗い映画なの・・・・?。と思っていたのですが
そんな映画がアカデミーを取るはずないですね。
たしかに、画面は暗いトーンです。
ほとんどのシーンが夜のようです。
ラストが気に入らない人も多いでしょう。
確かに、嬉しく楽しく歌っちゃうラストではありません。
でも、ホントにステキな映画で、心を鷲掴みにされました。
現実の辛さの中に、救いがありました。
まるで、フランダースの犬のネロのようです。
最後はきちんと、救われました。
彼女は後悔のない人生を全うしたんじゃないか?
老人も、もがき苦しみながら同じ結論に達するんじゃないか?
良質の小説のように、見終わった後しびれたように放心して
すぐに感想をひねり出す事の出来ない作品。
北国のアナーキーOLサナダさんが、熱く感動していた理由が
やっと、わかった気がします。
名優達の演技?そりゃもちろん、超一級ですよ。
だてに年取ってません。凄い3人の組み合わせでした。