Mrs.ベリーのVeryな一日

☆ミセス・ベリーのSmileダイアリー☆エレガントな女性目指してセルフプロデュース中(^v^)

長崎乱楽坂

2006年10月17日 16時55分32秒 | ベリーの感想文(本・映画)
長崎乱楽坂

新潮社

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天気     ちょっとホコリっぽいけどいい天気


吉田修一 著 : 長崎乱楽坂
を、読みました。

時は昭和の真ん中辺り。
長崎の町に住む、一人の男の子が一人のに成長する
までのお話。
三村家は男達の棲家でした。
背中に鮮やかな刺青を施した、威勢のいい男達が
大勢住み込んで、毎日賑やかな宴が行われました。
そんな中で主人公はもの心がつき、大きくなります。

男達の賑やかなと、その終焉
男の子が男に成るまでのお話。
逃げ場をなくした男達のエネルギーが彷徨う物語。

こんな大真面目な物語も、書けちゃうんだね、吉田修一。
と、大いに感動した純文学作品でした。