![]() |
重力ピエロ 伊坂 幸太郎 新潮社 このアイテムの詳細を見る |
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
伊坂幸太郎 著 : 重力ピエロ
を、読みました。
「春が2階から落ちてきた。」
物語で一番大切なのは、書き出しの一行。
そんなこだわりを、強く強く感じた作品です。
主人公、泉水(イズミ)は弟の春(ハル)と
大人になっても仲良しです。
春は容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群の上に
並はずれたアートの才能を持っています。
そんな春は、兄を心からリスペクトしていて
まるで兄を、自分のお守りのように思っています。
仲麗しいこの兄弟ですが、しかし弟春には、
忌わしい出生の秘密があります。
仲良しの男兄弟。
穏やかで神の化身か?と思うほどの父。
美しく強烈な魅力を放っていた、ビーナスの化身か?と
思うほどの母。
そんな幸せな家族のを苦しめた遺伝子。
謎の放火事件と、遺伝子の関係。
いろんな角度から、楽しめる小説ですが、
やはり、一番大事な書き出しの一行に
著者はこだわったんじゃないかなぁ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)