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さきちゃんたちの夜 |
| よしもと ばなな | |
| 新潮社 |
よしもとばなな 著 ： さきちゃんたちの夜
を、読みました。
“さき”という名の、違う女性６人が、織り成す５つの物語。
日々を地道に、コツコツと生きているさきちゃんたちに
心癒され、励まされる一冊。
さきちゃんが６人登場するのに、なぜ５つの短編かというと
最後のタイトル作に、二人のさきちゃんが登場するからです。
すべてのさきちゃんに感じたのは、かわいらしい鷹揚さ。
それぞれ、両親をあまり好きじゃなかったり
嫌な女に、罵声を浴びせられたりするのに
売り言葉に買い言葉！という感覚がなく
クールな印象の彼女たち。
あるがままを受け入れていて、
簡単に他人をジャッジしない、まさに鷹揚さにあふれていました。
私の目指している、女性像に近かったので
大いに参考にさせてもらおうと思います。