森は知っている | |
吉田 修一 | |
幻冬舎 |
吉田修一 著 : 森は知っている
を、読みました。
沖縄より南の島、南蘭島に住む高校三年生の鷹野一彦は
身寄りがなく、島の奥まった集落で暮らしている。
食事の面倒を見る老婆の他に、鷹野を監督する
徳永という男、同じ境遇の同級生柳。
少し変わった環境だが、よく食べよく動き
一見、どこにでもいる田舎の高校生に見える鷹野だったが
彼には、信じがたいほど悲惨な生い立ちがあった。
そこから繋がるAN通信との出会い。
水道事業問題、友情、初恋。
“太陽は動かない”の、鷹野一彦の幼き日の物語。
面白かった~!
コレは、次が楽しみ
デビットとは、こんなに昔から腐れ縁なんだ!とか、
これ、柳ってキーパーソンになるね!とか
次では、風間の心情を細かく描いて欲しい!とか思いながら読みました。
久々に好きなシリーズに出会いました。