この旅に出る決意をしたのは、去年の12月。
日々ちまちまと貯めた、マイルを初めて使ってチケットを取ったから
本当に取れているのか????すごく不安で
何度もなんども、サイトを確認して出発を待った
出発するまでの2か月、いろいろなサイトをブックマークして
情報収集した。
ずっと台湾を電車で一周して見たいと
事あるごとに言っていた割に、それまで具体的に行きたい場所もなくて
慌てて、名所や話題のスポットを検索しまくった。
2か月の間に、少しづつ旅のプランは輪郭が出来てきて
鮮やかな色が付いて来て
日に日に楽しみになるとともに
久々の一人旅、大丈夫かな?って不安も大きくなった。
そもそも、この旅を決意したのは
ワタシの周囲で、いろんな事が起こり変化し
ワタシがワタシらしさを、失っている事に気がついたからだった。
大きな喪失感のような気分もあったし、
このままでは自分が自分から、
どんどん離れて行きそうな、危機感もあった気がする。
そんな時に、ひたすら読書をする人もいるだろうし
習い事をがんばる人もいれば、
必要以上に仕事を頑張る人もいるのだろうけど
ワタシにとっては、旅だった。
もう、他のこと一切考えられないっ!ってくらい
旅の真っ只中にいれば、狂い始めた何かをリセット出来るような気がして
実際それは、大成功だった。
今回の旅の記録で載せた写真とは別に
ワタシの中には、沢山の台湾がある。
車窓から見たコンビナートも、田植えが終わった小さな田んぼも
原住民の筏がプカプカ浮いてる曇った海も
写真には残ってないワタシの中の台湾で
そんな一瞬垣間見た、普段の台湾の姿を
全部つなぎ合わせると、海洋国家、中国問題、経済発展、地域格差
そんな現実的なものも含んだ、ワタシの中の台湾が出来上がる。
とはいえ、どんなにリアルな事情があるにせよ
美しく優しい、美麗の島だった。
少し傷ついて、弱っていたワタシを
一週間で元気にしてくれた台湾。
ワタシにとっては、やっぱり魔法の島としか思えない。
次はいつ行けるだろう。
今度は、自分が旅に出るかのように
喜んで送り出してくれた、旦那さんを
連れて行ってあげたいし
ムスメに、台湾の優しさを感じてもらいたい
大好きな女友達と、終わることのないおしゃべりをしながら茶藝をしたい。
まだ何度も行かないといけないな。
次に会うのが楽しみな優しい友人
台湾は、ワタシにとってそんな場所みたいだ。
長旅に出るのが楽しいのは、帰る家があるから。
あたたかくて、優しい家族に感謝。