 |
地下鉄(メトロ)に乗って 講談社 このアイテムの詳細を見る |
浅田次郎 著 ： 地下鉄(メトロ)に乗って
を、読みました。
今秋映画公開予定のこの作品。
その情報を知らずにタイムリーに手に取りました。
なので、宣伝番組をみるととても得した気分です～。
主人公、小沼真次は小さなアパレル会社に勤める３５歳。
下町の小さな会社から、スーツケースを引いて
毎日地下鉄に乗って営業に出かけます。
ある日、同窓会に出席し少年時代を、記憶の中から
掘り起こす事になります。
そして起こった不思議な出来事。
タイムスリップと聞けば、バックトゥーザ・フューチャーな
イメージですが、この物語は歴史の中で
沢山の人間が、時には子どもさえも
翻弄されながら必死で生きていく姿が描かれた物語です。
この作品もやはり浅田節全開で、
読む人の心にいろいろな何かを訴えます。
吉川英治文学新人賞に輝いた心温まる物語です。
 |
パーフェクト・ルーム 新風舎 このアイテムの詳細を見る |
天気 
のち
肌寒い
吉田龍二 著 ： パーフェクト・ルーム
を、読みました。
実はこの本、吉田修一の本と間違って借りてきちゃいました！
うっかり八兵衛もビックリするくらいの、うっかり人間。
しかも、読み始めて「なんか作風ちがってね？？？？？」
と、改めて表紙をみてビックリしたのですから
やっぱ誰か私を病院に連れて行ってください(涙)
しかし、折角のご縁なので最後まで読ませていただきました。
内容は、一辺が１０ｍの立方体の部屋に男女一人ずつが
閉じ込められていて、絶対脱出不可能なまさに
パーフェクトルームから脱出する方法は？という物語。
意外性はあったのですが、なにせ４分の１を
吉田修一の作品と信じて疑わずに読んでいましたので
なんだか変な印象を受けたことが、クッキリと残ってしまって
それ以外のことを、感じる事が出来なかった本でした。
みなさんも、図書館での誤借りには気をつけてくださいね。
・・・・・いや、念のため。
 |
しあわせのねだん 晶文社 このアイテムの詳細を見る |
天気 雨が降って車がきれいになった
角田光代 著 ： しあわせのねだん
を、読みました。
角田光代が体験した事を、お値段をつけて綴ったエッセイ。
例えば 【記憶 ９８００円×２】という具合。
大した事じゃないことから、大したことまで。
些細な事から、ずっと心に残り続ける事まで。
その時購入したもの、食べたもの、使ったものに対して
払った金額をとおして何かが見えてくる不思議な本。
『２０代にお金をどう使ったかで、その後の人生が変わってくる』
というような風なことが書いてありました。
その意見に一票。
人それぞれいろんな若き日を過ごすけど
どんな風にお金を使ったかという事は
何をしていたかということ。
・・・・・若い日に限らず、日々どういう風にお金を使ってゆくかで
人間って変わってゆくのかな？
投資先は慎重に選ばないとね。
天気 またまた今日はいい天気
木曜日に久石譲の「Asian X.T.C.」コンサートに行ってまいりました。
キャンディーと二人で出かけたんですが、大変素晴らしかったです。
「Asian X.T.C.」 という、アルバムがメインのコンサートで
アジアの陰と陽がテーマの内容でした。
曲順が陽の次に陰の曲で、なにも説明が無いまま演奏が続き
陰の曲が始まると、なんだか凄い混沌というか、喧騒というかそういう
ものを強く感じて、なんだこの落ち着かなさは？？？と
大変戸惑いを感じながら聞いていたのですが
演奏が終わってから、その陰と陽の説明があって合点が行きました。
言葉で説明しなくても、しっかり伝える事ができるなんて
とても感動しました。
久石譲はもともと、難解なモダンジャズをやっていたらしいので
そういう片鱗も垣間見る事が出来ました。
私は個人的に、千と千尋の神隠しで千尋がおにぎりを食べるシーンで
流れる曲と、映画菊次郎の夏でエンディングを飾るＳＵＭＭＲという曲が
聞きたかったのですが、しっかり演目の中に織り込んであったので
ラッキーでした。
千尋のおにぎりの曲のときは、思わず涙がこぼれそうでした。
あと、サントリーのお茶伊衛門の曲もよかったです。
ストリングスはアイリッシュな４人組で、胡弓と琴は中国から
いろんな才能が集まって表現されたアジアでした。
天気 爽やかな秋の一日
来週の水曜日から一泊で、一人旅に出るので
旅の道連れになってもらう本を買ってきました。
選んだのはこの４冊。
●あしたはうんと遠くへいこう 角田光代
マイフェイバリットな作家の一冊。やっぱ外せません。
●ユダヤ人大富豪の教え２ 和田健
なんとお金の話ではなく、精神論が説いてある有り難いシリーズ第２弾
●メトロに乗って 浅田次郎
今秋映画化の名作・・・らいしい。待ちきれずに早速読んでます。
●インド旅行記 中谷美紀
一瞬あの？中谷・・・・？と、手に取った本。美女が好きなので・・・・へへっ。
と、唯一冒険したのが【中谷美紀】のインドバックパック旅行を綴ったエッセイで
あとは、おなじみの作家さんばかり。
やはり、旅先で初挑戦の作家さんというのも、落ち着かないなと思って
ごらんのラインナップです。
移動の船の中、食堂の片隅、ホテルのベッドの中。
一人旅のお供になってくれる本たちが決まって、ちょっと安心しました。
