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わたしのマトカ (幻冬舎文庫) |
片桐 はいり | |
幻冬舎 |
天気 朝晩はは織物が必要

片桐はいり 著 : わたしのマトカ
を、読みました。
女優の片桐はいりの初めて書いた本。
映画“かもめ食堂”のロケのため、夏のフィンランドに
長期出張に出かけた時の事を書いた一冊。
初めて訪れた北欧の街を見つめる、
奇才片桐はいりの視点は、とても個性的でユニークです。
日本人があまり受け入れられない、
フィンランド固有の食べ物にも、果敢に挑戦し
すぐに現地に溶け込む、ユニセックスな風貌のアジア人女性。
初めての出版、しかも本にする話は日本に帰ってから持ち込まれたとあり
滞在中のメモなど、全くなかったにもかかわらず
生き生きと楽しい紀行文が書けていて、
さすが片桐はいり!たぐいまれな風貌以上に
彼女の中に輝く才能は、人並みはずれたものの様です。