銀河夢急行

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インドネシア国鉄で相次ぐチョッパ制御機器の故障……日本での対策は如何に??

2023年09月26日 14時23分49秒 | 鉄軌道
インドネシア国鉄の在来線は軌間や架線電圧も基本的には日本と全く同じで、それぞれ1067ミリ、直流1500ボルトですね。
ご周知の通り、これまで元の東京メトロ6000系、5000系や05系、東急8500系、JR東日本205系などがジャカルタ近郊にて活躍しています。
しかしながら、これらもさらに老朽化が進み、主にチョッパ制御機器は故障も多発とか。VVVF車への改造も、なかなかままならないとか。
それに追い打ちを掛けたのは、今後は日本で使われた中古鉄道車両の輸入厳禁命令も。
そのため、かねてから予想されていたE231系のインドネシア入りは可能性も皆無に。
日本国内でも既にチョッパ制御に見切りを付けた鉄道事業者は増えていますね。長野電鉄や伊豆急などは、その典型だろう。
高松琴平電鉄も次の新車や中古車両はVVVF制御の覚悟も決めています。ごく最近には京浜急行電鉄のアルミ製車体の1500系8両が廃車になったそうだが、VVVF車なので琴電入りの可能性が極めて濃厚だ。
さて、名鉄はどうか?
東武鉄道10000系でさえ廃車が出ているほどなので、6500系や6800系の特に初期型がそろそろ危ないとは思っていたところ、案の定、今夏には6505、6507、6801、6802Fが………。うん。
名鉄のパノラマスーパー1200系や1800系はそろそろ先も見えてきたから、まだ良い。
今の5000系は廃車するには余りにも車体が若過ぎるし、台車やクーラーも流用にしては極めて良品だ。今のまま使い倒して、あっさり廃車という見方も確かに多いが。
私自身はやはり、何とかモーターや駆動装置、制御機器だけは近々にも新品に取り換えて(モーターは170キロワット化、駆動装置はWN化、制御機器はVVVF化を想定)、ブレーキ(HSC-R)や電気連結器、マスコンは今のままに据え置き、今までのNSR車的な運用位置付けで何とか活かしてあげたいと思いますね。
VVVF車はブレーキ指令システムが同じならば、6000系のような高速性能が劣る車種とも営業併結運用しやすいとも聞いたが。特に6500、6800系の後期型は文句なしだろうね。
JR東海では315系は313系だけでなく、あの211系や311系とも併結可能らしいし。
来季は9500、9100系がどのくらい増備されるかによっても、5000系の今後に影響するのかもしれません。
5000系の電気指令式ブレーキ化(MBS-A化)は床下の構造もかなり複雑になるため、まずあり得ないとはみていますが。