TGV式高速鉄道の利点と弱点。

今般に見舞われたフランス🇫🇷のTGV路線3カ所での焼き打ちテロ事件。ホンマに許されませんな。

鉄道の発祥は勿論、英国ですが、フランスも負けてはいません。ある説によれば、直流1500ボルトの架線による電化の発祥はフランス国鉄だそうな。単相交流25000ボルト（50ヘルツ）については不明だが。

また車体自体のスケールは概ねJR在来線並みか。無駄がありません。連節構造なため、標準軌ながら急カーブにも強そうだ。モーター装荷も前後端だけの車両のため、製作費が安い？？

半面、日本のフル規格新幹線は中国大陸並み、旧満鉄並みのスケールにも思えます。

さらにTGVは単に速いだけでなく、新在直通があらかじめ考慮されていますね。

また、複線というよりは単線2本的なスタンス。いざというときには普段は下り線あるいは上り線を直ちに単線扱いにして、可能な限り不通の事態を防いでいるとも。日本の在来線の関門区間も本当は同様らしいが。うん。スイスはアルプス山脈のシンプロン・トンネルもそのシステムとか。

たやすく新在直通可能なことは、逆に言えば、高速鉄道が混乱すれば在来線もまともに悪影響を受けることになりますね。

こうしてみると、日本方式の新幹線か？　あるいはフランス方式のTGVか？　これから高速鉄道が欲しい開発途上国が迷うのも無理はありません。

ちなみに韓国の京釜高速電鉄はTGV方式。その全通までは一部区間にて標準軌の在来線に乗り入れていたそうです。