阪急電鉄は来る2025年2月22日(土曜日)にダイヤ改正を実施します。また女性専用車の位置等も微妙に変わるらしいので、利用される皆さんはご注意ください。詳しいことは公式サイトにて。
また阪急電鉄と標準軌の線路が繋がる山陽電鉄、神戸高速鉄道東西線、能勢電鉄、阪神電鉄等でも同日にダイヤ改正があるそうです。
中でも阪急電鉄が43年前から続けてきたという10両編成の列車。全盛期には京都線や宝塚線にも見られましたが、今は神戸線だけに。
この神戸線からも今回のダイヤ改正で短縮されて、すべて8両以下の編成になります。
まだまだ首都圏や関西でも近鉄だけは10両編成の列車がありますが、これらも昨今の輸送実態の変化から8両編成以内に短縮される傾向にありか?
名古屋地区においても、JR中央西線・名古屋〜中津川のローカル列車から10両編成が消えたのは、まだ記憶に新しい。
国鉄時代後期には名古屋〜釜戸で73系や103系の10両編成もあったし、また、名古屋〜長野を直通運行していた普通客車列車(鈍行)の中にも10両編成があったように思います。1971年春までは、その一部は中津川〜塩尻にて蒸気機関車(D51)が牽いていましたね。
近鉄名古屋線の場合、いくら長くても8両編成だったかな。今も通常は2両から6両までだとも思えますが。
名鉄は昔から最大で8両編成と決められていました。
その最盛期は高度経済成長時代。7000系や7500系による新岐阜〜豊橋での一般特急にて8両固定編成が昼間でもよく見られ、1967年から70年まで続きました。あの時代は、本線系に急行が無かったですが。
しかしながら運用上の無駄が多くて、73年には短編成の7700系がデビュー。7000系の4両組成を活用して8両編成を組む形に変わりました。その後、こうした役割は6000系列に交代。そして今のECB車群に至っていますね。うん。
このように首都圏のごく一部の線区を除けば、10両編成は次第に減りつつあります。
名鉄も一時は10両編成も検討していたものの、地下鉄鶴舞線や上飯田線の開業もあり、断念したらしい。
今では名古屋本線や犬山線での特急等を除けば、8両編成は朝のラッシュ時だけになり、夕方は6両編成。名古屋本線の豊橋駅に出入りする急行でさえも昼間は4両編成(基本的には終日、ECB車群で運用)に短縮されてしまいましたね。
これからは前頭部幌を設けて、編成両数もフレキシブルなものになりそうだ。これからの京成電鉄3200系とか名鉄9520、9120番代は、その象徴か?
京浜急行電鉄では特急で12両編成もありますが、これも、いつかは見直されるのかもしれませんね。