ファチマの聖母の会・プロライフ

お母さんのお腹の中の赤ちゃんの命が守られるために!天主の創られた生命の美しさ・大切さを忘れないために!

黙示録の時代!前線の英雄たちへの手紙「ヴィガノ大司教、新型コロナウイルス、妊娠中絶、家庭の破壊について語る」

2020年09月27日 | プロライフ
ヴィガノ大司教のイタリアの母親たちに宛てた手紙をご紹介します。

現在も世界を震撼させ混乱に陥れている新型コロナウイルス。ヴィガノ大司教によると、イタリアでは都市封鎖の間も、病人への世話がすべて中断されたにもかかわらず、中絶が続けられたそうです。ワクチンという解決策にも警鐘を鳴らしています。
「親愛なる母親の皆さん、忘れないでください。これは霊的な戦いであり、戦争であるとさえ言えるのです。」とヴィガノ大司教は続けます。
ノアは箱舟を作っていた時に社会から全く馬鹿にされました。私たちは、この現代社会に、映画や小説のシナリオのような、そんな権的なことが起こるわけがない。などと無関心の楽観主義でいつまでもいられないのではないでしょうか。なぜなら、黙示録に記されたことが、現実に起ころうとしていると言われているからです。
ヴィガノ大司教は語ります「私たちは、次の聖ヨハネの言葉が目の前で形になろうとしているのを目の当たりにしています。「偉大な者、小さな者、貧しい者、富む者、自由民、奴隷のすべては右の手と額にしるしをつけさせられた。獣の名あるいはその名の数をしるされていない者の他は、誰も売買することができぬようにするためである」(黙示録13章16-17節)。」と。
そして、この危機から守られるために、どうすべきかも。


前線の英雄たちへの手紙:ヴィガノ大司教、新型コロナウイルス、妊娠中絶、家庭の破壊について語る
https://remnantnewspaper.com/web/index.php/articles/item/5031-letter-to-mothers-from-archbishop-vigano
2020年8月21日(金曜日)
前線の英雄たちへの手紙「ヴィガノ大司教、新型コロナウイルス、妊娠中絶、家庭の破壊について語る」カルロ・マリア・ヴィガノ
「健康独裁から子供たちを救おう!凶暴な世界的暴政からイタリアを救おう!」

2020年8月15日
聖母マリアの被昇天

最愛なる母親の皆さん、親愛なる男性の皆さん、

今年の9月5日に予定されている取り組みについてお知らせする、あなたたちの親切なメールを受け取りました。それは、あなたたちの子供たちの身体的、道徳的、精神的な健康を守るための活動にかんすることでした。あなたたちにお返事をするにあたり、私はイタリアのすべての母親たちに宛てて書いています。

あなたたちが行おうとしておられるデモは、権力を乱用した政府が【9月からの】新学期を考慮して準備を進めている行動規範に対して、市民特に親が反対していることを示そうとしています。このような行動規範は、権威ある専門家が正当に証明しているように、学生の健康と心身の均衡に非常に重大な影響を及ぼすことになります。

まず第一に、社会の基盤である家族を解体しようとする組織的な試みを糾弾しなければなりません。また、キリストが秘蹟にまで高められた夫婦生活だけでなく、その自然の本質、すなわち結婚とは本来、男と女の間において忠実さと相互の助け合いを持つ解消できない絆で成り立っているという事実に対する猛烈な攻撃が増加していることについても同じく糾弾すべきです。



父親と母親の存在は、子どもたちを育てる上で基本となるものです。子どもたちは、統合的で調和のとれた成長のための手本として男女の姿を必要とするからです。また、子どもたちの最も感じやすい時期である乳児期と思春期に、反抗的な行動で自然の考え自体を拒否する者たちが、党派的なイデオロギー的主張を推進するために子どもたちを利用し、彼らの心身の均衡を著しく損なうことは許されないことです。皆さんは、家族の破壊が市民共同体に与える影響を容易に理解することができます。今日、私たちの目の前には、必然的に社会の崩壊につながる数十年にわたる不幸な政策の結果があるのです。



これらの政策は、創造主によって人間に刻み込まれた自然法、および十戒のうちの肯定的な掟の両方に反する原則に触発されており、子どもたちが個人の気まぐれに翻弄されることを許し、生命と受胎の持つ神聖さが商業の対象となり、母性と女性の尊厳を貶めています。子供たちは雇われ女に養育されてはなりません。なぜなら、子供たちは愛の実であるから、常に永続する愛でなければならない---- 自然の秩序においてさえも--- と御摂理が定めた愛の実であるからです。

親には、主要で奪われ得ない権利として、子どもを教育する責任があります。国家は、この権利を自らのものにすることはできず、ましてや子どもたちを堕落させたり、今日非常に広まっているような倒錯した原理を教え込んだりすることはできません。



親愛なる母親の皆さん、これは全体主義体制の特徴的な兆候であり、市民的でキリスト教的な国家の特徴ではないことを忘れないでください。皆さんの子どもたちの教育を盗もうとするこのような試みを、力を込めて糾弾し拒否するように声を上げるのは皆さんの義務です。そして、それは、皆さんの子どもたちや十代の人々にワクチンを押し付けるだけの問題ではなく、変質的な教理やジェンダー・イデオロギー、悪徳を受け入れたり罪深い行動を実践したりすることによって彼らの魂を堕落させる問題でもあります。

どんな法律をもってしても、真理を肯定することを合法的に犯罪とすることはできません。なぜなら、法律の権威は最終的には至高の真理である天主ご自身から来ているからです。殉教者たちや聖人たちの英雄的な証しは、暴君の弾圧に対応したものです。皆さんも今日、解き放たれた地獄の力に私たちを服従させようとするこの世に対するキリストの勇敢な証人となってくださいますように。

この家族のための戦いにおけるもう一つの重要な面は、受胎から自然死に至るまでの生命の擁護です。何百万人もの無垢な犠牲者を出し、天からの復讐を叫ぶ妊娠中絶という犯罪は、今日では普通の医療サービスとみなされていますが、つい最近イタリア政府は、中絶ピルがより広範に使用されるのを許可して、忌まわしい犯罪を助長し、母親の心理的、肉体的健康に及ぼす恐ろしい結果については沈黙したままです。



都市封鎖の間、病人への世話がすべて中断されたにもかかわらず、中絶が続けられたことを考えれば、私たちを統治する人々の優先事項が何であるかが理解できます。それは死の文化です。社会が自らの子どもを殺している場合、自由ではあり得ない選択という名の下に母性が恐ろしいほど侵害されている場合、罪のない命を終わらせて天主の戒律の一つに違反しているのですから、いったいどんな進歩があるというのでしょうか。もし、最も血なまぐさい蛮行の時代と同じように人間のいけにえが私たちの診療所で行われているならば、私たちの国は、いったいどのような繁栄を期待し、どのような天主の祝福を望むことができるというのでしょうか。

子どもは国家の所有物であるという考えは、すべての人間に嫌悪を覚えさせます。キリスト教の社会秩序においては、世俗の権威は、自然の幸福が霊的な善に向かって秩序づけられていることを市民に保証するために権力を行使します。それゆえに、この世の物事において国家が追求する共通善は、最高の法制定者である天主の法に抵触することができず、また抵触してはならないという明確な目的を持っています。国家がこの永遠不変の法を侵害するたびに、その権威は低下するのであり、市民はその権威に従うことを拒否すべきです。



このことは、妊娠中絶に関する憎むべき法律に当てはまりますが、危険性が不明であったり、その作製からして倫理的に問題があったりするワクチンの押しつけに権限の乱用が関係している他のケースにも適用されるべきです。私が言及しているのは、ワクチンに中絶された子どもたちの体に由来する胎児の一部が含まれている場合です。

しかし、現在想定されている他の不穏な面がいくつかあり、それは指導の内容だけでなく、授業への参加方法にも関係しています。教室内や学校の環境での社会的な距離、マスクの使用、その他の形態の推定伝染防止策は、子どもや若者の精神的、物理的な平衡に深刻なダメージを与え、彼らの学習能力、生徒と教師の間の対人関係を危険にさらし、何を考えるかだけでなく、どのように移動するか、どのように呼吸するかさえも命じられた自動人形へと彼らを貶めます。社会生活の中で結果を伴う選択を支配すべき「常識」の概念そのものが失われているように思われ、コロナウイルスに陽性反応が出た場合には、最も凶暴な独裁政権のように強制的な健康管理手続きが適用され、親から子どもを連れ去って行くという非人道的なことが行われる世界が予告されているように思われます。

また、WHOがマリオ・モンティ氏(訳注1)を「汎欧州保健および持続可能な発展委員会」の会長に選んだことも非常に不可解なことです。彼はイタリアに課した厳しい措置によって有名になりましたが、その中でも忘れてはならないのは、病院への公的予算の大幅な削減です。

これらの疑問は、モンティ氏が「三極委員会」や「ビルダーバーグ・クラブ」(訳注2)のような超国家的な組織のメンバーであることでも確認されます。それらの組織の目的は、政府を拘束するイタリア憲法自体によって保護されている不可侵の価値とは明らかに対照的です。このような公務と私的利益が混じっているのは、フリーメーソンや世界統一主義者(globalist)の思想に触発されたものであり、市民の代表者である人々や、その真の意向を決して秘密にはしてこなかった一人のエリートによって市民の正当な権力が簒奪されているのを見ている人々は、このことを厳しく糾弾すべきです。

(訳注1)マリオ・モンティはイタリア元首相、経済学者。
(訳注2)「三極委員会」は、北米、欧州、アジア太平洋州の三極の政治家、官僚、財界人らによる組織。「ビルダーバーグ・クラブ」は、欧米の王族、政治家、財界人らによる組織で、影の世界政府とも言われる。

イデオロギー的に倒錯した目的の追求には、それに抱き合わせのような経済的な性質の利益が必ず伴うという基本的な要素を見逃してはなりません。新型コロナウイルス感染症の治療のための高免疫血漿の提供が利益を生まないのと同じように、臍帯の自発的提供が利益を生まないという事実に同意することは容易です。

逆に言えば、中絶クリニックが胎児組織を提供することや、製薬会社がモノクローナル抗体や人工血漿を製造することは、非常に大きな利益を生むのです。ですから、単に利益を生むという論理に従えば、最も合理的で倫理的に持続可能な解決策が、その解決策を貶めるための意図的なキャンペーンの対象となることは驚くには当たりません。明らかに利害の対立する中で、自称専門家たちが自分たち自身が株式を保有していたり、高給のコンサルタントであったりする企業が提供する治療法の推進者になっているということを、私たちはこれまで聞いています。

このように述べてきましたが、ワクチンという解決策が常に、そしてどこでも、ウイルスへの健康上の最善の対応であるかどうかを理解する必要があります。例えば、新型コロナウイルス感染症の場合、弱めたウイルスを接種するよりも、自然免疫を強める方が有用であるということを認める点で、科学界の多くの解説者が一致しています。

しかし、この場合も、私たちが知っているように、集団免疫にはコストなしで到達するのに対し、ワクチン接種キャンペーンは莫大な投資を伴い、特許を取得して生産する者にも同様に大きな利益を保証します。また、「科学に基づく医療」の手続きに従って分離されていないように見えるウイルスに対するワクチンを製造することが可能であるかどうか、そして新たに生成された遺伝子組み換えワクチンを使用することによってどのような結果が生じる可能性があるかどうかも検証されなければなりません。しかし、これについては、専門家がさらに大きな確証をもって確実に述べることができるようになることでしょう。

WHOに率いられた世界の保健産業は、株主(製薬会社やいわゆる慈善財団)の利益を第一の目的とする真の多国籍企業となっており、その追求の手段は、市民を慢性的な病人に変えることです。明らかなことですが、製薬会社は薬やワクチンを売って金儲けをしたいのです。もし病気をなくし効果的な薬を作ることが病人の数を減らし、その結果利益を減らすことにつながるのであれば、彼らが作る薬は効果がなく、彼らが推進するワクチンは、病気を根絶するどころか病気を広める道具になるだろうと思うのが、まさに論理的だということになるでしょう。そして、これがまさに起こっていることなのです。もし、治療や治療法の研究に資金を提供する人々が、病状が長引くことで不釣り合いなほど利益を得ているならば、その研究が欲得づくでないやり方で推進されていると考えることができるでしょうか。

健康を守るべき人々が代わりに病気が続くのを確実にしたいと考えていることを納得するのは難しいように思えるかもしれません。そのような皮肉的な考え(cynicism)には、当然のことながら、ヘルスケアで確立されているメンタリティーをよく知らないに人々に反発を覚えさせます。しかしこれは、私たちの目の前で起こっていることであり、それは新型コロナウイルス感染症とワクチンの出現、特に新型コロナウイルス感染症が[2020年に]最も多くの犠牲者をもたらしたまさにその地域で2019年に広く配布された抗インフルエンザワクチンの出現がかかわっているだけでなく(訳注3)、すべての治療や治療法、そして出産や病人のためのケアにもかかわっています。倫理規定に違反しているそのような皮肉的な考えは、私たち一人ひとりを潜在的な利益をもたらす源とみなしていますが、そうではなく、すべての患者を苦しんでいるキリストの顔とみなさなければならないのです。それゆえに、私たちは、多くの多くのカトリック教徒の医師と善意のすべての医師に訴えて、お願いするのです。あなたがヒポクラテスの誓いと、あわれみと思いやり、苦しむ人々への愛、そして私たちの中で最も弱い人々への無私の奉仕であるあなたの職業のまさに核心部分を裏切ることがありませんように、また、私たちの主のみ言葉である「あなたたちが私の兄弟であるこれらの小さな人々の一人にしたことは、つまり私にしてくれたことである」(マテオ25章40節)を思い起こしてくださるように、と。

(訳注3)アメリカの研究者であるJudy Mikovitsによると、イタリアで2019年にインフルエンザ予防接種を受けていた人びとの方が、2020年のコロナウイルスに罹患しやすかったという統計上の報告をしたことを指す。

カトリック教会は、特にここ数十年、ヨハネ・パウロ二世によって設立された「教皇庁生命アカデミー」のおかげで、この議論に権威をもって介入をしてきました。数年前までは、このアカデミーのメンバーは、カトリック教徒の不可侵の道徳的原則に抵触することのない医学・科学的な指示を行っていました。

しかし、市民社会で私たちは、個人の責任だけでなく、医療を含む公共生活のさまざまな分野で統治する人々の責任が急激になくなっているのを目撃しているのと同様に、2013年に誕生した「あわれみの教会」(訳注4)でも、教皇庁の部局や「教皇庁生命アカデミー」の関与を、マルサス主義の意味合いを持つ環境主義の要求を含む「液体のようなビジョン」----それが真理を否定することから、私はあえて倒錯的ビジョンと呼びます----に適応させるのが好ましいとされています。新世界秩序(New World Order)が望む出生数の減少に反対する中絶との闘いは、もはや多くの牧者たちの優先事項ではありません。近年ローマで開催されたようなさまざまなプロ・ライフのデモの際、聖座と位階階級の沈黙と不参加は恥ずべきものでした。

(訳注4)「あわれみの教会」とは、教皇フランシスコが「あわれみ」をモットーとして、環境主義と呼ばれる新しい方針に従う教会を指す。

明らかなことですが、医療分野で採用されるべき行動規範の基礎となる道徳的原則は、永遠に有効なままであり無効になることはあり得ません。教会はキリストの教えの守護者であり、教会にはキリストの教えを自分の好みに合わせて修正したり適応させたりする権限はありません。

しかし、私たちは、胎児のいのちや最も弱い者の健康、末期の病人の支援よりも、リサイクルについての回勅を書くほどそれを促進することに関心を持っているように見えるローマの沈黙を目の当たりにして当惑しています。これは、私が何度も言ってきたように、かつてイエズス会だった者[教皇フランシスコ]に率いられた教会の逸脱した部分が権力を掌握し、教会をこの世のメンタリティーの奴隷としてしまったその瞬間から始まった、さらに広範囲に及ぶ問題、さらに大きな危機の一面に過ぎないのです。



「教皇庁生命アカデミー」(その会長は、テルニの司教時代に本領を発揮したことで知られる人物 [パリア大司教] に委任されています)の新しい方向性を考えると、自発的に中絶された子どもの胎児組織を利用する人々を非難することは期待できません。現在のメンバーは、集団予防接種と新世界秩序による普遍的な兄弟関係を望んでおり、同じ教皇庁生命アカデミーの以前の声明に反しています[1]。最近、イングランド・ウェールズ司教協議会[2]は、この異常な波の中に入りました。一方で、同協議会は「教会は中絶した胎児に由来する組織を使ったワクチンの製造に反対しており、私たちは、子どもにワクチンを接種しないか、あるいは中絶の共犯者になるように見えるかの選択に直面して、多くのカトリック教徒が経験する苦痛を認めています」と認識しながらも、そのあと、記載されたカトリックの道徳の変わり得ない原則[3]に非常に重大な矛盾がありながら、「教会は、子どもや他の脆弱な人の健康の最重要性が、これらの二倍体細胞株を使って過去に開発されたワクチンを使用することを親に許可することができると教えている」と[ワクチン接種を]肯定しています。この声明は教理的な権威を欠き、代わりにWHOやその主要スポンサーであるビル・ゲイツ、そして製薬会社が推進する支配的なイデオロギーに沿ったものなのです。

道徳的な観点から、自分の洗礼に忠実であり続けようと思っているすべてのカトリック教徒にとって、その製造過程で人間の胎児に由来する素材を利用した予防接種を受け入れることは絶対に認められません。このことは最近、米国のジョゼフ・E・ストリックランド司教が、4月27日の司牧書簡[4]と8月1日のツイート[5]で、権威をもって再表明しています。



ですから、私たちは主に祈り、私たち全員を服従させようとする世界統一主義者(globalist)のエリートたちのあまりにも大きな権力に対抗する統一戦線をつくるように、牧者たちに声を与えてくださるようお願いしなければなりません。製薬会社が経済的利益の面だけで事を進めている一方で、イデオロギー的な面では、ワクチンの機会を利用して、人を識別するための装置を移植したいと考えている人々がいること、そして、これらのナノテクノロジー(私が言及しているのは、「プロジェクトID2020」や「量子ドット」、他の類似の取り組みです)が、ウイルスとそのワクチンの特許を取得したのと同じ複数の個人によって特許を取得されていることを思い起こすべきです。

さらに言えば、暗号通貨の計画は、健康識別だけでなく個人情報および銀行業務情報も監視することを可能にする特許が取得されました。これは昨日までは、陰謀論者のほら話として追いやられていましたが、今日では例えばスウェーデンやドイツを含むいくつかの国々ですでに始まっている万能感という異常な精神状態においてです。私たちは、次の聖ヨハネの言葉が目の前で形になろうとしているのを目の当たりにしています。「偉大な者、小さな者、貧しい者、富む者、自由民、奴隷のすべては右の手と額にしるしをつけさせられた。獣の名あるいはその名の数をしるされていない者の他は、誰も売買することができぬようにするためである」(黙示録13章16-17節)。



状況の深刻さを考えると、私たちはこれらの面についても声を上げなければなりません。深刻な倫理的・道徳的問題を引き起こしたり、あるいはもっと平たく言えば約束された効果が得られる保証がなかったり、科学的見地からは絶対的に疑わしい効果しか期待できなかったりするワクチンを公的機関が義務化するのであれば、私たちは黙っていることはできません。教会の牧者たちが最後には、天主と人間に対するこのような組織的な攻撃から、自分たちにその世話を委ねられた信徒の群れを守るために声を上げますように。

親愛なる母親の皆さん、忘れないでください。これは霊的な戦いであり、戦争であるとさえ言えるのです。この戦争では、誰も選んでおらず、力と暴力以外に何の権限も持たない権力者たちが、子どもたちに対する天主の父としての権利、社会に対するキリストの王としての権利、そして至聖なるマリアの童貞なる母としての権利を想起させるものすべてを、わずかであっても破壊しようとしているのです。

これが彼らが父と母という言葉を嫌う理由であり、これが彼らが天主の法に反抗する無宗教社会を望む理由であり、これが彼らが悪徳を促進し聖徳を嫌う理由です。また、これが天主の名が取り消され、十字架上の御子の贖いのいけにえが冒涜されるような予見可能な未来のために、子どもたちや若者たちを堕落させ、従順なしもべの群れを確保しようとしている理由です。彼らが追放しようとしている十字架は、人間の人生の目的が快楽でも自己顕示欲でもなく、弱者の傲慢な威圧力でもなく、天主の栄光、天主の戒律への服従、キリスト教の愛徳の実践であるということを思い出させてくれるからです。

子どもたちの無垢さと、私たちの天の母である至聖なるマリアに信頼を寄せることが、まことに世界を救うことができるのです。この理由のため、敵[である悪魔]は彼らを主から遠ざけて悪と罪の種を彼らにまくために、彼らを堕落させようとするのです。

親愛なる母親の皆さん、物質的な秩序だけでなく、さらに重要なことに霊的な秩序においても、子どもたちを守る義務を決して怠ってはなりません。絶え間なく祈り、特に聖なるロザリオを唱え、償いと断食を行い、身体的・霊的なあわれみの業を実践し、ご聖体と聖なるミサに熱心に信心深く頻繁にあずかりつつ、子どもたちに御恵みの生活を育んでください。永遠のいのちのためのまことの糧である天使のパンで子どもたちを養い、悪魔の攻撃から身を守るのです。

明日、子供たちは誠実な市民となり、責任ある親となり、この世が取り消したいキリスト教社会の復興の主人公となります。そして、親愛なる母親の皆さん、どうか祈ってください。なぜなら、祈りは本当に恐ろしいほどの武器であり、私たちに押し付けられようとしている倒錯した独裁制に対する不可謬のワクチンでもあるからです。

親愛なる母親の皆さん、私はこの機会に、皆さんと皆さんの子どもたち、そして私たちの愛するイタリアを襲っているこの凶暴で全世界に及ぶ専制政治から私たちの子どもたちと私たち一人一人を救うために戦っているすべての人たちに、私が祈っていることを保証し、全員に祝福をお送りします。

+大司教カルロ・マリア・ヴィガノ
2020年8月15日
童貞聖マリアの被昇天の祝日
__________
[1] Cf. Pontifical Academy for Life, Note on the Nature of Vaccination, 31 July 2017.
[2] Cf. Bishops’ Confernce of England and Wales, The Catholic position on vaccination.
[3] Cf. Pontifical Academy for Life, Moral Reflections on Vaccines Prepared from Cells Derived from Human Fetuses, 5 June 2005.
[4] Bishop Joseph E. Strickland, Pastoral Letter from Bishop Joseph E. Strickland On the Ethical Development of COVID-19 Vaccine, 23 April 2020.
[5] Tweet of August 1, 2020: “I renew my call that we reject any vaccine that is developed using aborted children. Even if it originated decades ago it still means a child’s life was ended before it was born & then their body was used as spare parts. We will never end abortion if we do not END THIS EVIL!”


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。