ファチマの聖母の会・プロライフ

お母さんのお腹の中の赤ちゃんの命が守られるために!天主の創られた生命の美しさ・大切さを忘れないために!

7月13日は、ファチマの聖母の日、生命尊重の日

2017年12月03日 | プロライフ
Webみやざき中央新聞
くるみの談話室 2693号(2017/05/01)
7月13日を生命尊重の日に
より転載

代表 松田くるみ
先日、「生命尊重センター」の研修会に呼ばれて講演をしてきました。

同センターは、産みたくても産めない事情のあるお母さんをサポートして、お腹の赤ちゃんを無事に生んでもらうことを目的にしています。

「8週までの胎児」を英語で「エンブリオ」といいます。その「エン」を「円」にかけて『円ブリオ基金』と名付け、ひと口1円の募金でお腹の赤ちゃんを救おうという活動をしています。

始まりは1982年、マザー・テレサが来日した時に遡ります。マザー・テレサは「日本は美しい国ですが、心の貧しい国です」と、日本の中絶の多さを嘆かれました。それを受けて「胎児も社会の大切なメンバー」と訴えてきました。

私がこの活動に関わるようになったきっかけは、大学3年生だった娘の妊娠です。娘は親元を離れて県外にいたのですが、たまたまその土地で開催された「円ブリオ講演会」に参加し、そこのメンバーと繋がったのです。

そのメンバーの人たちが助産師さんを紹介してくれたり、出産費用の申請を手伝ってくれたり、相談に乗ってくれたりと、みんなで応援してくれて、思い出深い出産となりました。

あの時生まれた子は7歳になりました。昨年の春、小学校の入学式に私も出席し、正門で一緒に撮った写真は私の宝物になりました。

実はあの当時、同じ大学に娘を含む3人の学生妊婦がいて、「頑張って産もうね」と励まし合っていたそうです。しかし、1人は親の反対で出産を断念したと後で知りました。

今回、研修会に参加して、「お腹の赤ちゃんは母親の一部ではない」ということを知りました。最近の「赤ちゃん学」では、受胎した時から生命は始まり、赤ちゃんは自発的に動く独立した生命体であるといわれています。

ところが今の日本の法律(旧優生保護法・現在の母体保護法)では、胎児は独立した人格を持っていない「間」であるとされています。そのため、親の都合で中絶ができるのです。

生命尊重センターでは、「この法律が成立した7月13日を『生命尊重の日』に制定しよう」と活動しています。条例化に向けて動き出している自治体も出てきています。

残念なことに、現在日本には年間18万人、1日に約500人の生まれることが叶わなかった胎児がいます。その中には、経済的な援助や心のサポートがあれば産声を上げられた赤ちゃんもたくさんいたはずです。

もしご関心があればどうぞこの活動をご支援ください。毎月発行されている『生命尊重ニュース』は年間3,000円で定期購読できます

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