ファチマの聖母の会・プロライフ

お母さんのお腹の中の赤ちゃんの命が守られるために!天主の創られた生命の美しさ・大切さを忘れないために!

フリーメイソンはルシファー教なのです【2】影響力|元フリーメイソンでカトリックに回心したセルジュさんの証言

2021年06月19日 | カトリック
元フリーメイソン、カトリックに回心したSerge Abad Gallardo(セルジュ アバド・ガラルド)
「フリーメイソンはルシファー教なのです」

Reinformation.tv https://www.youtube.com/watch?v=kCZQnT_6sLE

記録映画
編集長 Armel Joubert des Ouches
音楽 Stephan Cayre
ミキシング Cali Schmidt


続き)
フリーメイソンの影響力について

セルジュ「フリーメイソンの影響力は紛れもない事実です。「人権ロッジ」においてよく経験したことですが、大東社ロッジの方にさらに多いと思いますが、毎年、いわゆる「社会問題」が提示されて我々は勉強することになっていました。全国のロッジにおいてこの問題が議論された結果、全国レベルで総合報告書が作成されます。そして、この総合報告書は大統領と政府に提出されます。要は、政治家たちは必ず正式にフリーメイソンの立場がどうなっているか報告されているわけです。しかしながら、それよりも大事なのは、いわゆる「国会の友愛クラブ」の影響力は決定的です。」

Le Point新聞(左派の大手雑誌)記録資料。「国会の友愛クラブ」の信徒たち(2007年1月18日の記事)
抜本「地方に長年の間、やってきたフリーメイソン会員が次のように説明しています。「この地方では、フリーメイソンとかかわらないで、政治をやるのは至難の業である。左派の政治家ならなおさらだ」」

セルジュ「考えてください。地方のどこかの田舎に40人がいて、これらはある程度の権力と人脈を持っています。で、一人ずつ、ある課題について、例えば社会問題について、重要な立場にある、人脈の20数人に働きかけたら、全体的にどれほどに強い人脈と影響圏になるか想像に難くないのです。そして、全国レベルでも同じです。同じ問題、同じ対策を全国のロッジに流されたら、なおさらのことです。このようなやり方はフリーメイソンがフリーメイソンの理想を拡散するための一つの手段です。」

セルジュ「「国会の友愛クラブ」は、当選されたフリーメイソン会員、あるいは国家の高等官僚のフリーメイソン会員からなっています。私が手元にある正式に公開されている数字によると、「国会の友愛クラブ」には400人ぐらい会員がいます。その内の250~300人ぐらいは当選された政治家です。残りは官僚の人々です。言いかえると、国会両院の内、300人ぐらいはフリーメイソン会員であることになります。つまり、議員全員の三分の一の議員たちはフリーメイソン会員になっています。もちろん、この割合は少なく見積もってなのです。

「国会の友愛クラブ」に属しないフリーメイソン会員もいることが想定されているからです。かつて、「国会の友愛クラブ」の会長は公けに宣言しました。これを証明する資料を保管しているので、本において紹介しています。会長はこういっています。「私は会長としての役割をちゃんと果たしたら、左派右派を問わず、フリーメイソン会員の両院の全員は社会問題に関する法案で同じ投票をするでしょう。」
「社会問題」とはいわゆる男女平等、同性愛、安楽死、堕胎などなど。ですから、数年前のいわゆる「同性愛結婚」が一体なぜ通ることが可能になったかというと、フリーメイソン議員の投票で理由が尽きます。

また、有名人でFred Zellerの例を挙げましょう。彼は大東社のグランド・マスターでした。また、当時、トロツキーの秘書官としても活躍しました。どういった人物だったかを理解するために面白い事実でしょう。で、Fred Zellerが明白に言ったことがあります。つまり、国会にいるフリーメイソン会員の仕事は何よりもまずフリーメイソンの理想を支えるために働くことだと、このフリーメイソンの大物が明白に言いました。私が言っているのではないのですよ。」

フランス国立視聴覚研究所の記録動画
取材者「フリーメイソン結社はいまだに政治への影響力はあるでしょうか?」
Fred Zeller「はい、もちろん。どちらかというと、第三共和国と第四共和国の時代よりも、フリーメイソンの影響力はいまのほうが強いかもしれません。(注・第三共和国の時、大東社だけで、議員の八割がフリーメイソン会員だったという時代もあった)今は、昔と比べて、フリーメイソンは別次元に移っただけです。」

取材者「どこの次元でしょうか?」
Fred Zeller「簡単でしょう。全国のどこの団体にも、労働組合にも、グループにも、フリーメイソン会員はその中枢の立場やトップにいるわけだから、(その影響力は)自明でしょう。」

2017年2月27日, RTLラジオ局(大手ラジオの一つ)の公式ホームページにて
「彼は(オランド大統領)、現役の大統領でありながら、フラン大東社のロッジの本部に正式に訪問したのは(歴代大統領の内で)初めてです。」

2017年2月、L’Express誌(大手の左派雑誌)より(2017年の大統領選挙のちょっと前)
「(ロッジへの)大統領の訪問の意味はどこにあるだろうか?選挙における効果はおそらくゼロに近いだろう。しかも、歴代大統領の内で初めて再選を諦めた大統領として、選挙上の効果が期待できない。しかしながら大統領は何の利益を求めないで訪問したことになるだろうか?ちょっと惑っている兄弟たちに慰めの言葉を伝えるだろうか?Benoit Hamon会員(注・当時、文部科学大臣でもあった)はライシテを厳格に捧げているのに、兄弟であるはずのManuel Valls(当時の内務大臣)がBenoit Hamonがそうでもないだろうと発言して、また(当時の右派の代表人物だった)Francois Fillonがカトリック主義を唱えることも話されるだろう。」

テレビにて発言するフランソワ・オランド。
オランド大統領「私もそうなのですが、共和政を固く信じている者ならば、いずれかフリーメイソンを通じなければ何もできません。」

セルジュ「「フランス大ロッジ」の元グランド・マスター、Pierre Simonもいますね。彼は堕胎の合法化に大きく貢献した人物です。」

「生命を与えるというのは、障害のない子供を産むということだろう。。。ダウン症の者は以上の枠内にはないだだろう」Pierre Simon フランス大ロッジの元グランド・マスター『すべてのことにおける生命』からの抜粋

セルジュ「このように堕胎に関する諸法律は直接、フリーメイソン結社とかかわっているわけです。フランスでは、このような「社会問題」に関するすべての法律はやはりロッジにおいて考えられて成熟されています。「成熟」という言葉はPierre Simonが使っている言葉で、ロッジで国の法律は成熟されていると彼はいっています。

この意味で、最近、私が出した第二の書籍において、最近の事例を取り上げました。いわゆる「レオネッティ法(注・晩年に関する法律)」の改革法案がありましたね。いわゆる、安楽死を合法化するための法案でしたが、私はこの法案において、ロッジの文書でつかわれている同じ表現、まだ「女性フランス大ロッジ」が政府宛の手紙にある全く同じ表現が使われていることがわかりました。同じ言葉ですよ。それはたまたまではありません。具体的にいうと、「深刻鎮静化」と「最終鎮静化」といった表現ですが、安楽死を婉曲の形で表現するための表現です。

ときどき、フリーメイソン会員は私を非難して、「彼はフリーメイソン嫌いだけであるからばかだ」といっています。しかしながら、全く違います。私はフリーメイソン会員の不幸を願うようなことは全くありません。その逆です。フリーメイソン会員がキリストの光を見られるように毎日祈っています。残念ながら、フランスの法律はロッジにおいて作成されている単なる現実確認にすぎません。これで本当に民主主義の実践だといえるかはちょっと疑問ですが。」

取材者「いつの間にかルシファーに奉仕していたことに気づいた、とおっしゃったことがありますが」

セルジュ「その通りです。当然といえば当然ですが、紛れもなくフリーメイソンはルシファー教なのです。ただ、ルシファー教という意味はどうなっているかを説明しましょう。ルシファー教あるいは悪魔教の意味になりますが、フリーメイソンではいわゆる「黒いミサ(注・カトリックミサを真似て、冒涜して、カトリックの典礼を覆す悪魔教の儀礼)」や「子供を殺して生贄を捧げること」や「集団乱行」などはありません。いわゆる、性的行為を踏まえたサタン的な儀礼などはありません。」

取材者「セルジュ様の知る限りということですね」

セルジュ「はい、その通りです。指摘してくださってよかったです。私の個人的な経験に照らして、このような儀礼を見たことはありませんでしたが、確かに全くないとは限らないのです。私はあくまでも証人です。神学者でも宗教学者でもありません。私は長年、フリーメイソン会員だったということで、単なる証人ですが、そして聖霊の導きのお陰で信仰に戻った一人にすぎません。つまり、私はこの目で見たことについてのみ証言しています。

ですから訂正しましょう。私は黒いミサのような儀礼を見たことがありません。しかしながら、多くの著者は確かにこのような儀礼について証言したりします。特にスペイン人の学者ですが、Ricardo de la Ciervaという有名な学者があります。彼はこう説明しています。「すべてのフリーメイソン会員は悪魔礼拝者ではありません。しかしながら、すべての悪魔礼拝者はフリーメイソン会員なのです」と説明しています。このことは単なる現実の確認なのです。学界では彼の研究の成果は評価されているわけです。例えば、合衆国での悪魔教の創立者はAleister Crowleyですが、彼はフリーメイソン会員でした。」

Aleister Crowley(1875-1947)あだ名は「666の大猛獣」

セルジュ「また、他の研究によると、Albert Pikeも悪魔礼拝者の一人だったことが明らかです。で、Albert Pikeは平気に言っていました。「フリーメイソン教」。はい、「教」といっています。私が想像した表現ではないことが明らかでしょう。で、Albert Pikeは「フリーメイソン教はその上なく悪魔の宗教なのです」。それだけではなく、Albert Pikeはさらに言っています。「ルシファーもAdonai(注・キリスト)も神だ」といっています。そして、「残念なことにAdonaiも神です」と。」

Albert Pike(1809-1891)
Albert Pikeの言葉
「我々は神を崇拝しますが、実際に迷信のない神なのです。我々、秘伝に与った高等階級の(フリーメイソン)会員らはルシファーの清い教えの内に我々の宗教を生きてい行かなければなりません。ルシファーが唯一の本物の神ではなければ、一体なぜAdonai(注・キリスト)がルシファーを誹謗するでしょうか。Adonaiのすべての言動は隣人に対する過酷さ、(。。。)憎しみと科学の否定を語っているのではないでしょうか?はい、ルシファーは確かに神です。しかしながら、残念なことにAdonaiも神です」
(スコットランド典礼の32級の会員向けの発表からの抜本。1889年7月4日の言葉。)
Albert Pike曰く、「ルシファーの清い教え」

セルジュ「要するに、フリーメイソンは悪魔教の側面が強いといっているのは、私が想像していることではないのです。ただし、フリーメイソンの場合、この悪魔教的な要素が少しずつ現れてくるわけです。非常に段階的に示されている様子なのです。言い方を変えると、悪魔教であるしるしは多くあって、そして、昇級すればするほど明らかになっていきますが、それを見ないふりする会員が多いです。

一例を取り上げましょう。マスターの階級になると、特定の合言葉と「聖なる」言葉があります。この二つの言葉はTubalcainとMoabonなのです。Tubalcainはつまり「マスター」の言葉なのです。で、TubalcainはCainの子孫にあたる人物です。マスターになるための儀礼の時、本人は象徴的に死ぬかのようにして本人が倒れるのですが、いわゆる、フリーメイソン会員の模範となるHiramの殺人を演技するような儀礼がありますが、そのあと立ち上げられたら、「Tubalcain」という言葉は本人の耳に呟かれます。で、その通過儀礼の結果、本人は新しいHiramとなるということを意味する儀礼です。ここはキリスト教的な復活でもなんでもなくて、ある種の輪廻転生のようなことで、Hiramの霊を受けるような、本人において再生するような意味です。で、その時、「Tubalcain」という言葉も耳に呟かれます。

言いかえると、フリーメイソンのマスターになると、精神的にCainの末裔になったよということを意味する儀礼です。しかも、二つ目の言葉をみると、更に自明となります。Moabonはヘブライ語ですが、その語源を見ていきますとね。ちなみに、私はヘブライ語の専門家ではありませんが、ヘブライ語の専門家の研究によると、皆同意しています。またフリーメイソンは自ら同じことを断言しています。Moabonは「父の息子」という意味です。

要約すると、マスターになると、特定の言葉を二つ預かります。マスター同士の合言葉としても、マスターという資格を主張するためにも使われているTubalcainとMoabonという合言葉です。つまり、人類史上、初めて殺人したとされるCainの子孫にあたるTubalcainという父にして、マスターはその霊的な子孫になったことを意味する「マスターの合言葉」ですね。まあ、このようなわざとらしい象徴は好ましいとは言えないと思います。

まあ、「セルジュの個人的な意見だ」、「間違った意見だ」と思われる人々が出てくるかもしれません。しかしながら、Jean Baptiste Willermozという人物の証言を見ておきましょう。彼は有名な評判のあるフリーメイソン会員ですが、19世紀の時、「改革され、承認されしスコットランド典礼」を編纂した大人物です。この典礼はフリーメイソンでは大きな存在感を持っているので、フリーメイソン関連でいえば、知るべき典礼です。

で、Jean Baptiste Willermozはマスター階級の儀礼から、「Tubalcain」という言葉を削除しました。その理由は「悪魔的な言葉」だからだと説明しています。ですから、セルジュ アバド・ガラルドが主張していることではなくて、19世紀、「改革され、承認されしスコットランド典礼」を作成した大人物が言っていることです。高等階級にいるフリーメイソン会員なら、フリーメイソンの正体をよく知っているわけです。問題は、多数派のフリーメイソン会員はこのようなことを知らないままです。隠されているからです。私も経験したことですよ。長年いても、何をやっているかはよくわからないままでした。

つまり、通過儀礼の時、「Tubalcain」という言葉を耳にしたとき、もちろん、私は私なりにその時、疑問に思いました。だから、私をフリーメイソンへ推薦してくれた親友、当時、通っていたロッジの上の人間でしたが、直接に彼に聞いてみました。彼に信頼していたから。「Tubalcainはどういう意味なのか」と。彼は答えました。「心配はいりません。Tubalcainは単なる鍛冶屋という意味ですから」。つまり、Cainの子孫であるというような話は一切何も言われなかったのです。そここそ、フリーメイソンの危険性があります。というのも、フリーメイソンなら、書かれていないことこそが大事だからです。」

「真っすぐさ、垂直さ、良心の印であるこの定規の上に、そして、これから我が法になるこの憲章の本の上に、また、不可侵にしてフリーメイソンの秘密を固く守りつくすことと、許可なしにフリーメイソンに関する見聞を絶対に記さないことを誓います」

セルジュ「フリーメイソンの本質を把握するために、それぞれの儀礼と組織の行間を見なければならないから、ある程度、深入りして検討しないかぎり、見えていないことは多々あります。講演などで、私はフリーメイソン会員に向けてよく言っています。「気を付けてください。Tubalcainの意味を考えたことがありますか?象徴的な意味があるから、よく考えてみてください。検討すべき点でしょう」と警戒するように頑張っていますが、殆どの場合、フリーメイソン会員の多くは象徴的な事柄と理論上の事柄を混同しています。しかしながら、両方は異質であって、象徴と理論は全く違います。象徴を通じて具体的に人間の精神へ作用して、精神的な影響力は実際にあるので、理論と違います。だから、象徴を軽視してはいけません。」

フリーメイソンにおいて溢れるほどに数多くの象徴がありますが、一つには服装にかかわる象徴があります。
セルジュ アバド・ガラルドはフリーメイソン会員だった時代の幾つかの遺物を保管しているので見せていただきました。

セルジュ「例えば、これはフリーメイソンの手袋なのです。コンパスと定規が刺繍されていることからフリーメイソンの手袋だとされています。すべてのフリーメイソンはこのような手袋を持っていて、定期の儀礼の際、その着用は義務化されています。もちろん、象徴的な意味があって、いわゆる「意志の清さ」を象徴しています。というのも、入会の儀礼が終わってからすぐ、このような手袋が新会員に渡される時、その象徴的な意味があることも伝えられます。

次に、これは見習いの前掛けなのです。入会の通過礼を受けた時、腰に纏われる前掛けの布です。
これは、マスターの前掛けなのですが、二つの文字が刺繍されています。「Mと三点」「Bと三点」。フリーメイソン的な暗号ですが、Moabonの略号を意味して「父の子」という意味ですね。先ほど紹介したように、Tubalcainとの絆を表して、つまりフリーメイソンのマスター(親方)はCainの霊的な子孫にあたることを示すための象徴です。



そして、前掛けの布のあと、(つるぎ用の)負い革もあります。いわゆる、剣を掲げていることを想起するための服装です。そういえば、「承認されし古きスコットランド典礼」(注・一つの主流なフリーメイソンの典礼)において、神殿騎士団との霊的な絆が重視されています。この負い革には定規とコンパスがあります。そして、その中に「G」という文字があります。それぞれのロッジでは多少、違う意味がありますが、「グノーシス」あるいは「重力(Gravitation)」あるいは「ゴッド」などの意味があります。このようなことは恐ろしいです。というのも、隠されている事実なので、皆、黙っている事柄だからです。・・・続く


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。