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ムラサキバレンギクがあれば、どこひく「風邪」

2022年08月13日 07時49分15秒 | キク科
2021.09.19撮影

ムラサキバレンギクなんですけど、カタカナで書くより漢字で書いた方がわかりやすいです。

学名 Echinacea purpurea
英名 Purple Coneflower「パープル・コーンフラワー」
和名 ムラサキバレンギク(紫馬簾菊)

バレン(馬簾)「衣服の裾や布などの周囲につけた房糸」

ムラサキバレンギク属(Echinacea)は、幅のあまり細くない花びらがほぼ真横に張った形で咲くものと、細めの花びらが下に垂れて咲くものがある、とわたしは長く思っていたのですが、調べてみると間違いでした。花が古くなると花びらが垂れ下がるのだそうです。この垂れるのを見立てて、「馬簾」というのでしょうか。でも、なぜ「馬」の「簾」?

ここでご紹介している花は、ムラサキバレンギク(Echinacea purpurea)です。この種名は、日本では属名ムラサキバレンギク(Echinacea)と同じです。日本では、ムラサキバレンギクは、ラテン語の学名 Echinacea から取って、その学名の英語読みからエキナセア、あるいは、ラテン語読みからエキナケア、とも呼ばれます。

冒頭の画像の花は、園芸種で ‘Ovation’「大喝采」。確かに美しい色と姿です。

英名の coneflower の cone は、アイスクリームを乗っけてくれる「コーン」です。筒状花の部分をアイスクリーム・コーンを逆さまにした形に見立てたものと思われます。この筒状花の部分は、触るとちくちくするぐらいです。

ムラサキバレンギク属のうち、以下の3種に抗ウイルスの薬効があるとされます。
Echinacea purpurea(ムラサキバレンギク)
Echinacea angustifolia(和名、多分なし)
Echinacea pallida(和名、多分なし)

ヨーロッパ、北米、では、広く、本当に広く、販売されています。エキス状で、ビン詰めのものが多いです。

以下は、多くの生産・販売者がある中の、A.Vogel 社が、「Echinaforce」という商標で販売している、風邪、インフル薬です。わたしはご紹介をしているだけで、薬効があるかどうかに関しては、わたしは責任は負いません。そして、特にA.Vogel 社の製品を勧めているわけでもありません。

A.Vogel - Echinaforce - Cold & Flu - Homeopathic Prevention & Treatment Tincture | 100 mL(英文)

医学論文に興味のある方は、こちらへどうぞ。
Echinacea—A Source of Potent Antivirals for Respiratory Virus Infections(英文)

あのう・・・白状することが、、、この植物は育てやすいとされているんですけど、わたしはダメなんです。数回植えて上手くいかなかったので、絶対に再び手を出すまい、と思っていたのですが、この園芸種「大喝采」の花の美しさに惑わされ、去年、つい、手に入れてしまい・・・案の定、また・・・いや、それは、昨冬の異常な積雪のせいに・・・してください。

以下、ムラサキバレンギクの園芸種の画像をお楽しみください。
27 Gorgeous coneflower (Echinacea) Varieties Should You Plant in the garden(英文+画像)



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