さて、今日からマイナポイントの付与が始まりましたが、申込者が想定していたより少ないそうですね。
一見すると、たしかにお得なポイント付与なのですが、私個人は「そうじゃない」という思いが強くて、マイナンバーカードを作る気にはなっていません。
今回は、マイナポイントとマイナンバーカードの話など綴ります。
ポイント付与の目的はマイナンバーカードの普及
8月1日現在で、マイナンバーカードの普及率は全国で18.2%だそうです。
うん、低いですね(笑)
9月1日現在では、もう少し上がっていると思いますが、果たしてマイナポイントの付与による発行の増加は、どのくらいになるのでしょうか?
マイナンバーカードの発行率をもっと上げたい政府は、たくさんの国民にマイカードを作って活用してほしいという考えから、既存のキャッシュレス決済に紐づけてチャージや買い物の際にポイントが付くようにしたのが、マイナポイントです。
単純に20,000円の買い物で、2,500円分のポイントが付与されるので、本日さっそく20,000円分の買い物やチャージをしてポイントを貰った人もいたようです。
還元率がいいので、マイカードをすでに発行済みで、なおかつキャッシュレス決済を活用している方には、とてもありがたいポイントになるかと思います。
また、ポイントを使用した買い物ができるお店については、紐づけされているキャッシュレス決済の取り扱いがある店舗であれば、どこでも利用できるようです。
マイナンバーカードを作る気になれない
ポイント還元率は、たしかに魅力的ですが、私は作る気になれません。
まず、マイナンバーカードのメリットを、あまり感じていません。
発行には、申し込みの他に顔写真が必要になり、また有効期限もあるので正直面倒くさい気がします。
私は、自動車運転免許証を所持していますし、10年間有効のパスポートを毎回更新年月に更新するので、その2つがあれば、身分を証明するには十分です。
よくよく考えると、自動車運転免許証もパスポートも、更新手続きが面倒だし時間がかかりますが、不思議とこの2つの更新の手間暇に関しては、素直に受け入れている自分がいます(笑)
マイナンバーカードを所持していると、役所などで発行する証明書をスムーズに受け取ることができるらしいのですが、私の今の生活では、年に1回必要になるかならないかです。
利用頻度から考えても、今は作るべきカードであるとは思えないのですよね。
いずれは、健康保険証や年金番号とも連携させるつもりなのだそうですが、強制的に移行されない限りは、私は作る気はありません。
ポイントを貯めるためにキャッシュレス決済?
マイナポイントを貯めるには、事前に最低2つのカードを所持しておく必要があります。
1つは、マイナンバーカード。
もう1つは、キャッシュレス決済カードやアプリです(クレジットカードも含まれます)
複数のキャッシュレス決済を利用している人は、1つのキャッシュレス決済方法を選ぶ必要があります。
ただし、現時点ではマイナポイント事業に参加していないカード会社やキャッシュレス決済会社のカードは、紐づけができません(マイナポイント対象のキャッシュレス決済方法は、専用のWEBサイトで確認できます)
現状、マイナポイントだけを貯めることはできませんし、専用のカードも存在しません。
ですから、マイナンバーカードだけを所持していても意味がないし、私のようにキャッシュレス決済方法は複数持っていても、マイナンバーカードを発行していなければ、ポイントはもらえません。
しかし、ポイント還元率が高いからと言って、そのポイントは本当に欲しいモノだろうか?と考えてみると、ポイントよりも「現金」を直接貰いたいと思ってしまいませんか?
何故なら、結局銀行口座の残金なり現金なりをいくらか所持していないと、ポイントはもらえないのですよ。
そのお金さえ、自由には使えない人がたくさんいる中で、お金を使ってポイントを還元して、生活費の足しにしろとでもいうのでしょうか?
私は働いていた頃に、クレジットカードを含め、キャッシュレス決済の方法を5つほど取得できているので、あとはマイナンバーカードさえ取得すれば、マイナポイントの登録が可能ですが、現時点でクレジットカードも、そのほかのキャッシュレス決済も持つことができない環境下にいる人には、本当に無意味なポイントでしかないと思います。
以前、私はポイント下手だという話を、ブログの記事で綴りましたが、私のようにポイントをうまく活用できない人にとっても、マイナポイントはお得感を感じさせつつ、実は精神的に追い詰められる(使わなければいけないというプレッシャー)原因になりかねない、厄介な存在だと思います。
ポイントで得をするより、確実に使い道がある現金(銀行残高も含む)を増やしたいというのが、私の本音でもあります。
ポイントを貯めるために、何かを買ったりICカードにチャージするのは、やはり本末転倒だと思ってしまいます。
全店舗共通のキャッシュレス決済を作って
ポイントよりも、すべてのお店で使えるキャッシュレス決済方法を1つ、作ってほしいと思っています。
最近になって、1店舗で使えるキャッシュレス決済方法が増えてきましたが、それでもカバーできていないキャッシュレス決済もあります。
私の自宅近所にあるドラッグストアでは、クレジットカードと携帯電話の3大キャリアの〇〇Payを含めたいくつかのキャッシュレス決済方法が使えますが、交通系ICカードやコンビニのプリペイドカード系は使えません。
また、イベント関係の出店や個人経営の小さな店では、PayPayしか使えない場合が多いです。
キャッシュレス決済がいまいち浸透しないのは、そういった「使えない決済方法」が割と存在しているからだと思っているのですが、本気でキャッシュレス化を進める気があるのならば、すべての店舗で使えるキャッシュレス決済方法を確立しさえすれば、マイナポイントにももっと興味を持ってもらえる気がします。
今は、海外旅行が規制されていますが、いずれ海外旅行も自由にできるようになったときには、外国人が滞在期間中にだけ使えるキャッシュレス決済方法もあった方がいいと思います。
海外では、クレジットカードや銀行口座を持っていなくても気軽に現金がチャージでき、どこに行っても使えるキャッシュレス決済が存在している国や街があるそうですが、日本にはまだないですよね。
海外では、日本への旅行が人気ですが、不満のいくつかには、Wi-Fiを使える場所が少ないことや、見学施設などでキャッシュレス決済が使えないことなどが入っているそうです。
この現状を考えると、まずはキャッシュレス決済の土台をきちんと作らないと、ポイントを貯めるどころではない、と思ってしまいます。
お金があってこそのポイントですし、お金を使いやすくしてこそのポイントだと思うので、マイナポイントについては、もっと貯めやすい環境を整えてから始めてほしかったと思います。
今回は、マイナポイントとマイナンバーカードのことを綴ったつもりでしたが、最後にはキャッシュレス決済の話になってしまいました(苦笑)
マイナポイントの還元率は、たしかにありがたい高さです。
しかし、結局は支払いをキャッシュレス決済できる環境にある人にしか、恩恵がありません。
本気で経済を回し、国民1人1人の生活が豊かになるようにしたいのであれば、力を入れるべき事業や政策の優先順位が違うのではないかと、マイナポイントのニュースを見ながら思った次第です。
一見すると、たしかにお得なポイント付与なのですが、私個人は「そうじゃない」という思いが強くて、マイナンバーカードを作る気にはなっていません。
今回は、マイナポイントとマイナンバーカードの話など綴ります。
ポイント付与の目的はマイナンバーカードの普及
8月1日現在で、マイナンバーカードの普及率は全国で18.2%だそうです。
うん、低いですね(笑)
9月1日現在では、もう少し上がっていると思いますが、果たしてマイナポイントの付与による発行の増加は、どのくらいになるのでしょうか?
マイナンバーカードの発行率をもっと上げたい政府は、たくさんの国民にマイカードを作って活用してほしいという考えから、既存のキャッシュレス決済に紐づけてチャージや買い物の際にポイントが付くようにしたのが、マイナポイントです。
単純に20,000円の買い物で、2,500円分のポイントが付与されるので、本日さっそく20,000円分の買い物やチャージをしてポイントを貰った人もいたようです。
還元率がいいので、マイカードをすでに発行済みで、なおかつキャッシュレス決済を活用している方には、とてもありがたいポイントになるかと思います。
また、ポイントを使用した買い物ができるお店については、紐づけされているキャッシュレス決済の取り扱いがある店舗であれば、どこでも利用できるようです。
マイナンバーカードを作る気になれない
ポイント還元率は、たしかに魅力的ですが、私は作る気になれません。
まず、マイナンバーカードのメリットを、あまり感じていません。
発行には、申し込みの他に顔写真が必要になり、また有効期限もあるので正直面倒くさい気がします。
私は、自動車運転免許証を所持していますし、10年間有効のパスポートを毎回更新年月に更新するので、その2つがあれば、身分を証明するには十分です。
よくよく考えると、自動車運転免許証もパスポートも、更新手続きが面倒だし時間がかかりますが、不思議とこの2つの更新の手間暇に関しては、素直に受け入れている自分がいます(笑)
マイナンバーカードを所持していると、役所などで発行する証明書をスムーズに受け取ることができるらしいのですが、私の今の生活では、年に1回必要になるかならないかです。
利用頻度から考えても、今は作るべきカードであるとは思えないのですよね。
いずれは、健康保険証や年金番号とも連携させるつもりなのだそうですが、強制的に移行されない限りは、私は作る気はありません。
ポイントを貯めるためにキャッシュレス決済?
マイナポイントを貯めるには、事前に最低2つのカードを所持しておく必要があります。
1つは、マイナンバーカード。
もう1つは、キャッシュレス決済カードやアプリです(クレジットカードも含まれます)
複数のキャッシュレス決済を利用している人は、1つのキャッシュレス決済方法を選ぶ必要があります。
ただし、現時点ではマイナポイント事業に参加していないカード会社やキャッシュレス決済会社のカードは、紐づけができません(マイナポイント対象のキャッシュレス決済方法は、専用のWEBサイトで確認できます)
現状、マイナポイントだけを貯めることはできませんし、専用のカードも存在しません。
ですから、マイナンバーカードだけを所持していても意味がないし、私のようにキャッシュレス決済方法は複数持っていても、マイナンバーカードを発行していなければ、ポイントはもらえません。
しかし、ポイント還元率が高いからと言って、そのポイントは本当に欲しいモノだろうか?と考えてみると、ポイントよりも「現金」を直接貰いたいと思ってしまいませんか?
何故なら、結局銀行口座の残金なり現金なりをいくらか所持していないと、ポイントはもらえないのですよ。
そのお金さえ、自由には使えない人がたくさんいる中で、お金を使ってポイントを還元して、生活費の足しにしろとでもいうのでしょうか?
私は働いていた頃に、クレジットカードを含め、キャッシュレス決済の方法を5つほど取得できているので、あとはマイナンバーカードさえ取得すれば、マイナポイントの登録が可能ですが、現時点でクレジットカードも、そのほかのキャッシュレス決済も持つことができない環境下にいる人には、本当に無意味なポイントでしかないと思います。
以前、私はポイント下手だという話を、ブログの記事で綴りましたが、私のようにポイントをうまく活用できない人にとっても、マイナポイントはお得感を感じさせつつ、実は精神的に追い詰められる(使わなければいけないというプレッシャー)原因になりかねない、厄介な存在だと思います。
ポイントで得をするより、確実に使い道がある現金(銀行残高も含む)を増やしたいというのが、私の本音でもあります。
ポイントを貯めるために、何かを買ったりICカードにチャージするのは、やはり本末転倒だと思ってしまいます。
全店舗共通のキャッシュレス決済を作って
ポイントよりも、すべてのお店で使えるキャッシュレス決済方法を1つ、作ってほしいと思っています。
最近になって、1店舗で使えるキャッシュレス決済方法が増えてきましたが、それでもカバーできていないキャッシュレス決済もあります。
私の自宅近所にあるドラッグストアでは、クレジットカードと携帯電話の3大キャリアの〇〇Payを含めたいくつかのキャッシュレス決済方法が使えますが、交通系ICカードやコンビニのプリペイドカード系は使えません。
また、イベント関係の出店や個人経営の小さな店では、PayPayしか使えない場合が多いです。
キャッシュレス決済がいまいち浸透しないのは、そういった「使えない決済方法」が割と存在しているからだと思っているのですが、本気でキャッシュレス化を進める気があるのならば、すべての店舗で使えるキャッシュレス決済方法を確立しさえすれば、マイナポイントにももっと興味を持ってもらえる気がします。
今は、海外旅行が規制されていますが、いずれ海外旅行も自由にできるようになったときには、外国人が滞在期間中にだけ使えるキャッシュレス決済方法もあった方がいいと思います。
海外では、クレジットカードや銀行口座を持っていなくても気軽に現金がチャージでき、どこに行っても使えるキャッシュレス決済が存在している国や街があるそうですが、日本にはまだないですよね。
海外では、日本への旅行が人気ですが、不満のいくつかには、Wi-Fiを使える場所が少ないことや、見学施設などでキャッシュレス決済が使えないことなどが入っているそうです。
この現状を考えると、まずはキャッシュレス決済の土台をきちんと作らないと、ポイントを貯めるどころではない、と思ってしまいます。
お金があってこそのポイントですし、お金を使いやすくしてこそのポイントだと思うので、マイナポイントについては、もっと貯めやすい環境を整えてから始めてほしかったと思います。
今回は、マイナポイントとマイナンバーカードのことを綴ったつもりでしたが、最後にはキャッシュレス決済の話になってしまいました(苦笑)
マイナポイントの還元率は、たしかにありがたい高さです。
しかし、結局は支払いをキャッシュレス決済できる環境にある人にしか、恩恵がありません。
本気で経済を回し、国民1人1人の生活が豊かになるようにしたいのであれば、力を入れるべき事業や政策の優先順位が違うのではないかと、マイナポイントのニュースを見ながら思った次第です。