キリンとママの初運動会

キリンの初めての運動会でした。

運動会まで、日々の連絡帳にはお遊戯の練習や
１歳児クラスのかけっこの練習に一緒になって走る様子が
書いてあり、とても楽しみでした。

家でも、ポニョに合わせて自作のダンスをしたり、
運動会で踊る「おさかな天国」をいろいろ見せてくれていました。

キリンにとってはそれが遊びの一部で
楽しそうにやっていました。

そして、いざ当日。
で、体育館の実施でした。
こぢんまりした体育館に園児の何倍もの数の保護者。
ステージにはずらっとビデオ撮影のパパ達が。

キリン、固まる。
微動だにしない。一言もしゃべらない。笑いも泣きもしない。
「おーい。ビデオが静止画像になってるぞー」

プログラムの１～３までは０歳児種目でした。
次の親子競技に参加するために入場門で待ってたら
ダンスに向かうバギーのキリンと目があった。
緊張と恐怖で今にも泣きそうに唇がゆがんでる。

そしてダンスでは一曲終わるまで直立不動。
たいしたもんだ。今の中学生なんてそんなことできないぞ。

次は親子競技。
ベビー達がカタカタでママのところまで走って、
箱に乗ってママがゴールまで引っ張る。

「キリン、ＧＯ！」

キリン、走ると分かると早い。猛ダッシュで来た。
暫定一位。
でもさ、ここはママとベビーのほほえましい競技。
ムキになってはいけない。
ラブリーに箱を引っ張ってたら、隣のママにあっという間に
抜かされてしまった。

おお～。ムキになるべきであった。
ごめん、キリン。
来年頑張るよ。

家に帰るまで一言も口をきかなかったキリン。
そのまま疲れ果てて寝てしまいました。
目が覚めると、運動会のご褒美のおもちゃが。

やっと元気になり、いつものダンスを披露してくれました。