春の大掃除

アメリカでは春に大掃除をする。
古いものを整理して、部屋をきれいにして新しい空気を入れる。
という記事を読んだことがある。

日本では大掃除は年末で、新年に福を呼び込む。
それでも、やはり春は年度が替わり古いものを整理するチャンスと必要性に迫られる。
気持ちの中でも、冬が終わるとこの新しい季節に一度すっきりしたくなるのはよく分かる。

家事の中でなかなか手につかないのが自分の周りの掃除。
一応見た目はそこそこ耐えられる程度には片付いているがいらないものがけっこう溜まっている。
気に入っているものだったり、もう一度使いたいものだから。

なのであるが、忙しくてそんな時間がなく、また新しいものが溜まっていく。

昨日は洗濯機の修理があるので、のんびりすごせる休日だった。
一念発起して、小さな本棚を片付ける。

仕事で使う本、PTAのファイルなどすぐ使えるように配置しなければならない。
使っていないものを処分しよう。

ブックオフに持っていくことにした。


「想い出のマーニー」
「思い出の時　修理します」①，②巻
「ビブリア古書堂の事件手帳　２」
「檸檬」
「のだめカンタービレ」１６巻、１７巻

その他、料理の本や実用書を含めて１５冊。
中には、こんなの売れるのかな～？というものもあった。
文庫は最近買ったものや気に入っているものなので迷っていたけど、たいていもう一度読むことはない。
思い切って処分する。

ブックオフでは全部で８４０円の値段になった。まあまあ良い値段だと思う。

値札がつけられて整理されて本棚に並ぶ。

家に帰ってとてもスッキリした気持ちになった。

気に入っている本が新しい生活を始める。
新しい読み手と出会うかもしれない。誰かに手にとってもらえるかもしれない。
それはなんだか嬉しい。

実際、ゴミにはできなかったと思う。
私の本棚はまた新しい生活を迎える準備ができた。
貯めるよりよく循環させる方が気持ちが良い。・・・ただ、それでもなかなか手がつけられない