ガソリンスタンドのトイレ。特に古いガソリンスタンドの場合。近頃ではガソリンスタンドも全盛期の半分以下に激減しているが、そのトイレも当然古いままだ。だから、金隠し付きの便器がほとんどで、温水洗浄付きなど夢のまた夢だ。そして、その掃除についても問題が多い。つまり古いスタンドの古いトイレは、清掃道具を洗う設備も当然無いので、タイル張りの床の掃除はデッキブラシなどは使えない。モップを洗う場所もないので、掃除方法はもっぱらトイレットペーパーを丸めて「トントン」と床を叩くように汚れを落とす方法しかないのだ。トイレットペーパーで床をこすると、紙の「カス」が床に残り、それが乾燥すると翌日大変なことになる。これは、やってみないと理解不可能なのだが、とにかく古いガソリンスタンドのトイレは、掃除することを全く考えていないような作りなのだ。