日々是気の向くままに

日々是好日(口実)いろんな分野を気ままに書いていきます。

ぢゃんな節(琉球古典音楽悪戦苦闘の日々 93)修正

2018年11月26日 | 日記
昨日は、名古屋レッスンの日でした。
最後に「ぢゃんな節」を稽古したのですが、高音がズレてしまい、うまくいきません。六・七・八の押さえがやはり難しいのです。自宅でやるとうまくいくのに、師匠の前では緊張するのか、いつもと押さえる位置が変わります。「揚作田節」も同様でした。
それにしても、この「ぢゃんな節」。工工四に書いていないバチの上げ下げがあるのですね。あっ「作田節」にもあるのでした。歌に合わせて弱くバチを上げ下げするというのが、師匠から口伝で伝えられているとのこと。
そういえば、「金武節」の最後の歌持ち部分も「上巻」の工工四には書かれていない部分があります。ただし、これは舞踊曲集に収録されているのには書いてあるのですが。

テテテテテテテン(琉球古典音楽悪戦苦闘の日々 92)

2018年11月12日 | 日記
「テテテテテテテン」というのは、昨日の「おさらい会」で、私には未だ演奏できない難しい曲での出来事です。まるで誰かがふざけてマンドリンでも弾いているのかと思いました。でもそんなことはありません。ゆっくりしたテンポの曲で、間合いが多いと、皆さんの体内メトロノームがそれぞれ違うので、曲が進むにつれて、だんだん弾き始めがずれてくるのですね。それで「テテテテテテテン」と聞こえたのでした。すなわち、本来同時に弾いているはずの同じ音「7人分」が、少しずつずれて7つに分かれて聞こえたのです。何と恐ろしや。

おさらい会(琉球古典音楽悪戦苦闘の日々 91)

2018年11月12日 | 日記
11月11日(日曜日)(昨日)川崎市で開催された「おさらい会」に今回初めて参加しました。
自分が演奏できる曲は半分以下でしたが、貴重な体験をさせていただきました。皆さんほとんどの曲を暗譜で演奏されていて、私も今後ますます頑張って稽古に励まなければならないという気持ちにさせられました。
更におまけに沖縄県三線製作事業協同組合の方の貴重なお話しも聞くことができて、参加して本当によかったです。
そして、更に更に今回のコンクールで合格した人の中で、今度の「琉球古典芸能祭」で何と「独唱」されるという方が、この関東支部から出たとのこと。これは合格者の中で一番優秀な合格点を出された方なのでしょう。これでコンクール全体の概要が見えてきました。合格者は琉球新報ホールで大勢が見ているステージで演奏できて、その中でも優秀な方は独唱に選ばれるという事ですね。
私も頑張らなければ。
それにしても、朝7時発の北陸新幹線で金沢を出て川崎を日帰りで往復し、帰宅したのは夜10時過ぎ。何だか体調がおかしくなります。今回は、川崎駅西の「ラゾーナ」を見て歩きましたので早めの出発にしたのですが、次回の「おさらい会」はもう少し遅い出発時間の新幹線で良さそうです。
昼食は川崎駅ビル?「アトレ川崎」の中にある良い店(自分に都合の良い店)も発見しましたので、次回からは苦労しなくて済みそうです。

ヌルヌルのカラクイ(琉球古典音楽悪戦苦闘の日々 90)

2018年11月06日 | 日記
カラクイをまわして「ちんだみ」するとき、「音程を少し上げ気味にしてから、音程を下げながら押し込むように止める。」と「89回」で書きましたが、この「カラクイ」の仕上げそのものも、いろいろ問題があります。
私が一番最初に購入した三線のカラクイは、それはもうひどい状態で、小学生がカッターナイフで削ったようなガタガタの仕上げで、買って帰ったその日に、弦を通す穴の部分で折れてしまいました。
それで、私は自分で仕上げたほうがマシだと思い、全く削ってない太い状態のカラクイを取り寄せ、自分で仕上げたものを今も使っています。
ところが、最近購入した新しい三線のカラクイは、とても丁寧な仕上げで、大変スムーズに回るのですが、あまりにスムーズ過ぎて「ヌルヌル」した感じなのです。
まあ、人それぞれの好みによりますが、あまりヌルヌルした回り方もどうかと思います。「カリカリ」「ピタッ」とした動きの方が、私的には好きなので、いつか時間があったら、「ヌルヌル」したカラクイはやめて、自分で仕上げた自分の好みのカラクイに交換しようかと思います。
そんな事ばかりやっているから、肝心の演奏の方はさっぱりなのだな?

二揚げが合わない(琉球古典音楽悪戦苦闘の日々 89)

2018年11月05日 | 日記
あこがれていた「干瀬節(フィシブシ)」を演奏するにあたって、「二揚げ」の「ちんだみ(調弦)」にしなければならないのですが、この調弦は、想像していた以上に問題があるようです。
それは、なかなか音が合わないということです。単純に中弦を1音上げて、本調子では「ド・ファ・ド」だったものを「ド・ソ・ド」にするだけなのに、どうしてこんなに難しいのだろうか?
しかもこの「二揚げ」というシロモノは、耳が慣れていないせいか何だかとても軽薄な感じがします。
師匠が、「コンクール本番で、2曲目の二揚げの調弦がうまく出来なくて、そのまま演奏を中止してすごすごと帰る人がいる」とおっしゃっていたのが、何だか分かるような気がします。
でも、たぶんこういう事だろうと思います。つまり中弦を1音上げると棹が今まで以上に強く引っ張られて、(棹がミクロ単位でしなり)他の2本の弦の「張り」が逆に弱くなります。そして、たった今音程を上げた中弦もその反動を受けて、全体的に音程のバランスが崩れてくるのだと思います。
これは、カラクイを操作した手を離した後、微妙に音程が違うことで確認できます。
そこで、その対策として(私の場合)、一音上げるときに、少し通り越してもっと音を上げて、それから音を少し下げながらカラクイを押し込むように合わせると、うまくいくような気がします。この方法は、カラクイの戻り防止にもなり一石二鳥です。
この、「いったん上げて」から「音程を下げながらカラクイを押し込む」やり方は、かの有名なYNH先生が実践していらっしゃるのを何かのDVDで見た覚えがあります。