(前回のつづき)コピー製本版の「おもろそうし」は、当時のスタイルを忠実に再現している。しかも、良い感じに日焼けしていて、まるで本物の昔の書物を見ているようだ。
「あかのこ」とい書いてあるページ。
「あかいんこ」と書いてあるページ。(*「か」は、「可」を「くずした」文字で「の」に似ている)
「あかいんこ」と書いてあるページ。(*「か」は、「可」を「くずした」文字で「の」に似ている)
このように原本は殆ど「ひらがな」で書いてある。つまり、一般的に市販されている解説本で漢字となっている部分は、著者が勝手な解釈で字を当てているのだ。そこに重要な問題がある。(次回につづく)