日々是気の向くままに

日々是好日(口実)いろんな分野を気ままに書いていきます。

アカインコの謎4(再編成その4)

2022年11月30日 | 日記
(前回のつづき)コピー製本版の「おもろそうし」は、当時のスタイルを忠実に再現している。しかも、良い感じに日焼けしていて、まるで本物の昔の書物を見ているようだ。
「あかのこ」とい書いてあるページ。

「あかいんこ」と書いてあるページ。(*「か」は、「可」を「くずした」文字で「の」に似ている)
このように原本は殆ど「ひらがな」で書いてある。つまり、一般的に市販されている解説本で漢字となっている部分は、著者が勝手な解釈で字を当てているのだ。そこに重要な問題がある。(次回につづく)


アカインコの謎3(再編成その3)

2022年11月30日 | 日記
(前回のつづき)しかしながら「三線の始祖」とまで言われる程の重要な人物が、「犬子」呼ばわりされるだろうか?しかも「赤い?」私は不審に思い、色々と調べていると、琉球でかなり古い時代に作られた「おもろさうし」(おもろそうし)という王家公式の書物があり、その中に「アカインコ」という言葉が出てくると言うのだ。そこで、さっそくその関連本を購入した。「おもろさうし・外間 守善氏・校注」の上下二巻になった各約500頁という膨大なページ数の本なのだが、

「上・下」のうち「上」の中にある「第八巻」という部分に、確かに「あかいんこ」という言葉が出てくる。しかしながら、それと同じ意味だとされる「あかのこ」という言葉が大部分を占め、「あかいんこ」はごく僅かだ。この本によれば「あかのこ」と「あかいんこ」は同一人物だと言う。私は、まだ納得がいかないので、沖縄の古本屋から「おもろさうし」の本格的な「手書きの原本コピー製本」を取り寄せた。(つづく)



アカインコの謎2(再編成その2)

2022年11月30日 | 日記
(前回のつづき)赤犬子(アカインコ)という言葉は、とても違和感があるので、私なりに調べてみた。(*その前に今に伝わる昔話のひとつを紹介)昔々、読谷の楚辺村にチラーという村一番の美女がいて、その子供が赤犬子(これにも、いくつかの物語あり)と言われている。持って生まれた美声と音楽の才能があり、軒先に「ポタリポタリ」と落ちる雨だれの音を聞いて「三線」と言う楽器を考案した人物と言われている。琉球各地を旅しながら、その地の幸せや繁栄を、琉歌に三線の音色を付けて歌った。ある日、中城の安谷屋を旅する途中、喉が乾いたので、通りかかった子供に「大根をくれないか?」と言うと、子供は持っていた大根を食べやすいように切って赤犬子に渡した。「この子はきっと偉い人になるだろう」と赤犬子が言ったところ、その子は後の中城若松(玉城朝薫が作った組踊「執心鐘入」の主人公のモデル人物)になったと言われる。これが「沖縄の歌・三線の始祖」とされるアカインコのお話しなのだ。(つづく)


11/28:宝達山からの写真です(更に追加)

2022年11月29日 | 日記
(11/28)今日も天気予報が良かったので、宝達山に行ってきました。
宝達山から眺める「北アルプス薬師岳」です。空が微妙に虹色になっているのがお分かりいただけますでしょうか?(スマホだと分かりにくいので出来ればパソコンで見ていただければ幸いです)

宝達山からの「北アルプス剣岳」ですが、写真をみてから気付いたのが、富山空港から飛び立った旅客機です。左下の方に小さく写っています。