いつものように自宅で三線の稽古をしていて、だんだん指先が痛くなってきました。どうも力が入りすぎるようで、これはしばらく稽古はお休みかなと思ったのですが、曲を覚えるためには休んでばかりもいられない。どうしようかと色々考えたのですが、どうやら自分の場合「指を立てすぎ」ているようです。高校生くらいの時クラッシックギターを少々かじっていて、その時の癖で、弦を押さえる指は出来る限り立てて、隣の弦に触れないようにして、和音を響かせるというものです。あのときは人差し指から小指まで4本の指全部に固いマメが出来ていました。でも三線の場合、和音を響かせるようなことは考えなくても良いのでした。これからはなるべく指を立てすぎないように、柔らかく弦を押さえようと思います。
巨匠のCDを聞いていると、息継ぎの音が聞こえる場合があります。歌いだしの直前、かすかに「スッ」という音が聞こえます。わたしは今まで息継ぎに何の意識もしていなかったのですが、この直前で息を吸い込む方法を真似してみました。自分の肺を風船のようにイメージして歌いだしの直前で可能な限り膨らますのです。そうすると今まで以上に息が長く続くことがわかりました。でも慣れないとバチ上げのタイミングが狂ったりして難しいですね。
三線を膝の上に乗せて演奏しますが、着ているウェアの素材によっては三線が「スルスル」と滑りやすく、演奏が安定しません。そこで滑り止めを三線の胴体に接着してしまったのですが、いかにも「ベッタリ貼りました」というのはどうかと思い、「左御紋」のデザインを損なわないように切り抜いて貼りつけました。