母が畑を借りて家庭菜園をしているというので、日傘を贈ってきた。贈り主はこれで夏の日差しをさえぎって、少しでも涼しく過ごして欲しいと言う。しかしながら、その日傘は、未だに使われること無く、部屋に置いてある。なぜなら畑に行くとき、肥料などの荷物がたくさんあるし、帰りは野菜を持って帰るので、とてもでないけど日傘を差す余裕は無いのだ。贈り物は、相手の状況・立場を良く研究してからでないと、単なるゴミになりかねないのだ。
最近店頭からブロッコリーが無くなってきた。いつもの店には全く無く、別の店に行ってみると、今まで198円だったのが298円となり、一気に値上がりした。何か異変があったのだろうか?どちらの店も産地は北海道だったが、北海道で何かあったのだろうか? 私が、いつも行く店で、「陳列の仕方が悪い」とか、「置く場所を変えたらどうか」とか、いろいろと苦言を呈していたら、ついにブロッコリーの仕返しが来たか? 私は仕方なくキャベツを買って来たのでありました。
今年もハチの巣ができていた。アシナガバチだ。庭には柚子の木や枇杷の木が、私が止めるのも聞かずに母が植えているので、アゲハ蝶の幼虫やアブラムシなど、ハチの餌になる昆虫などがたくさんいる。だから、害虫を食べてくれるアシナガハチは私は大歓迎だ。巣を触らなければ、ほとんど刺されることもない。それなのに、母はついにその巣を見つけてしまったのだ。そして、長い棒を持ってきて、ハチの巣を落としてしまった。ああ、これで枇杷の木のアブラムシや、柚子の木のアゲハ蝶の幼虫などは、また増えてしまう。アシナガバチの巣を落とすという発想は、小学生の度胸試しみたいなもので、本人は、これまでも何度かハチに刺されているのだ。全く小学生低学年レベルからほとんど進化していない87歳の母の頭脳なのだった。
夜になっても、いつまでも暑い。今日も熱帯夜だと言う。少しだけ期待して窓を開けて見たが、やはりモアッとした生暖かい空気が、お隣のエアコンの唸り音と共に、我が家に入って来た。どう考えても各家庭のエアコンが、気温を押し上げているのは間違いない。しかし、電気代も馬鹿にならないので、今夜は開き直って扇風機で過ごそうか?