日々是気の向くままに

日々是好日(口実)いろんな分野を気ままに書いていきます。

尺の問題「琉球古典音楽悪戦苦闘の日々」251

2021年08月12日 | 日記
伊差川世瑞さんのSP版レコードをCDにしたものがある。それを聞くと「踊くはでさ節」というのがあり、歌は「四つ竹」なのだが、問題は「尺」の音だ。
これを何回聞いてみても、「尺」の音は一種類で、途中で音程が変わってなどしていないのだ。つまり「さーあ、せんするーう、せんすーるーせー」の部分も中位の位置の尺の音だ。今の声楽譜付工工四は伊差川世瑞さんの演奏を世禮國男さんが書き留めたモノなので、これ以上の証拠はない。
しかし何故今、尺の音がこの部分だけ、「遠い尺」「音の高い尺」になっているのだろうか?途中で誰かが勝手に解釈を変えたとしか思えない。「責任者出てこい!」