11話まで放映され盛り上がりを見せているアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』。ネット上では主人公・高海千歌とその幼馴染・渡辺曜、そして転校生・桜内梨子の三者の関係性についての議論が絶えない。全員が女子とは言え、主人公に想いを寄せる幼馴染と転校生という、学園ラブコメにありがちな三角関係を成立させているのだ。その模様は11話で綺麗なハッピーエンドを迎えたかのように描かれたが、本当にそうなのか。戦いを征したのはどちらかを検証してみた。
<1話>
千歌は梨子と出会った瞬間(それが全ての始まりだった)とモノローグが入り「一緒にスクールアイドル始めませんか」と明確に誘っている。一方曜は誘われてはいない。梨子一勝。
<2話>
千歌と梨子は自宅が隣同士であることが判明。そしてピアノを弾ける梨子が作曲、千歌は作詞に挑戦することも決まり、以後曲作りにおいても両者は深く関わることとなる。梨子二勝。
<3話>
千歌の姉に「飽きっぽいんじゃなくて中途半端が嫌いなんですよ。やる時はちゃんとやらないと気が済まないっていうか」と漏らす曜。身内よりも千歌を知り尽くす幼馴染。初白星だ曜。
<6話>
千歌は梨子と歩いて帰る。自宅が隣なのだから当然である。一方曜は津島善子とバスで……梨子三勝。
<7話>
東京の旅館での夜、梨子は千歌だけに自らの過去を話す。梨子四勝。
<8話>
東京のイベントで惨敗したAqours。曜は「悔しくないの?」と千歌に問いかけるも答えを聞けず。翌朝梨子の前で「悔しいじゃん!」と初めて涙と共に本音を漏らす。そして後ろから優しく抱きしめる梨子。サンシャイン屈指の名シーンで、梨子大きくリード。
<10話>
千歌に抱きついて「ホント、変な人……大好きだよ」。他でもない梨子だった。
<11話>
「千歌ちゃん、もしかして私と二人は嫌だったのかなって。私、要領良いって思われていることが多くて。だから、そういう子と一緒にってやりにくいのかなって」と、鞠利の前で本音を漏らす曜。「千歌っちのことが大好きなのでしょう?」と、鞠利の口からとは言えこちらも「大好き」であることが明かされる。そして曜はついに千歌に抱きつき、更に絆を深めた。予備予選は曜千歌のダブルセンターによって歌われ、曜の逆転勝利でめでたしめでたし……
否、ちょっと待て。曜はピアノコンクールに出ることとなった梨子の代役でしかない。ということは、本来は千歌梨子のダブルセンターとして作られた曲だった。
曜「千歌ちゃんにとって輝くということは自分一人じゃなくて誰かと手を取り合い皆で一緒に輝くことなんだよね」
梨子「私や曜ちゃんや普通の皆が集まって、一人じゃとても作れない大きな輝きを作る」
それが千歌の出した答え。千歌にとってはどちらも大好きで、そもそもAqoursの皆が大好きで、一人を選ぶことなんて出来るわけがなかったのだ。
こうして千歌を巡る熱き戦いは引き分けで幕を閉じた。
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<1話>
千歌は梨子と出会った瞬間(それが全ての始まりだった)とモノローグが入り「一緒にスクールアイドル始めませんか」と明確に誘っている。一方曜は誘われてはいない。梨子一勝。
<2話>
千歌と梨子は自宅が隣同士であることが判明。そしてピアノを弾ける梨子が作曲、千歌は作詞に挑戦することも決まり、以後曲作りにおいても両者は深く関わることとなる。梨子二勝。
<3話>
千歌の姉に「飽きっぽいんじゃなくて中途半端が嫌いなんですよ。やる時はちゃんとやらないと気が済まないっていうか」と漏らす曜。身内よりも千歌を知り尽くす幼馴染。初白星だ曜。
<6話>
千歌は梨子と歩いて帰る。自宅が隣なのだから当然である。一方曜は津島善子とバスで……梨子三勝。
<7話>
東京の旅館での夜、梨子は千歌だけに自らの過去を話す。梨子四勝。
<8話>
東京のイベントで惨敗したAqours。曜は「悔しくないの?」と千歌に問いかけるも答えを聞けず。翌朝梨子の前で「悔しいじゃん!」と初めて涙と共に本音を漏らす。そして後ろから優しく抱きしめる梨子。サンシャイン屈指の名シーンで、梨子大きくリード。
<10話>
千歌に抱きついて「ホント、変な人……大好きだよ」。他でもない梨子だった。
<11話>
「千歌ちゃん、もしかして私と二人は嫌だったのかなって。私、要領良いって思われていることが多くて。だから、そういう子と一緒にってやりにくいのかなって」と、鞠利の前で本音を漏らす曜。「千歌っちのことが大好きなのでしょう?」と、鞠利の口からとは言えこちらも「大好き」であることが明かされる。そして曜はついに千歌に抱きつき、更に絆を深めた。予備予選は曜千歌のダブルセンターによって歌われ、曜の逆転勝利でめでたしめでたし……
否、ちょっと待て。曜はピアノコンクールに出ることとなった梨子の代役でしかない。ということは、本来は千歌梨子のダブルセンターとして作られた曲だった。
曜「千歌ちゃんにとって輝くということは自分一人じゃなくて誰かと手を取り合い皆で一緒に輝くことなんだよね」
梨子「私や曜ちゃんや普通の皆が集まって、一人じゃとても作れない大きな輝きを作る」
それが千歌の出した答え。千歌にとってはどちらも大好きで、そもそもAqoursの皆が大好きで、一人を選ぶことなんて出来るわけがなかったのだ。
こうして千歌を巡る熱き戦いは引き分けで幕を閉じた。
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