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冬の朝・・粉雪が舞う駅への道すがら、ふと蘇える幼き日々の情景・・
登校前のひと時、寒さに首をすくめ、かじかんだ手にハァハァ息をふきかけながら、
集まってきた子供達に、近所のおじさんが,炭俵に火をつけ焚き火してくれる。
勢いよくあがる炎に歓声をあげて群がり手をかざして、しばし存分に味わった温もり、
時が移り、暮らしが変わって、このごろでは滅多にな見られなくなった光景である。
目まぐるしい変化に追われる日々、一生懸命励んではいても、時には競争の厳しさ、
人間関係の煩わしさに、心を木枯らしが吹き抜ける・・・そんな時には焚き火の
ぬくもりが懐かしい、人と人との温かいつながりの輪それを生み出してくれる
もう、近所のおじさんではない・・わが心がどれだけ温かく燃えているかであろう。
焚き火を囲むのは勢いよく炎を上げているからで、燃えない焚火は誰も囲まない。
それぞれの心のうちを、しばし静かに点検してみたい・・・
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