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椿の重い花冠が水に流れ行く幽閉な風情は人々の昔ながらの
わびさびの境地を味わせてくれる・・・
純潔で素直な人間だけの保ち得る肉体の中に潜む一筋の血の流れの
色と同じ色の深さ・・・
濃いさをいささかもかえようとせずに目も冷めんばかりの美しく
自然順応の姿に従い照り輝く真っ赤なさまに・・
怪しいまでに心揺さぶる・・・
ウメやサクラのように花びらが一枚一枚ハラハラと地に落ちる
離愁の嘆きではなく・花弁とオシベが
一連托生というべきそのままに落ちる・・在りし日の華やかな
面影を偲ばせ時ならぬ名残の饗宴で飾られる
落ち椿の眺めの良さはここにあり・・・
人はそのままに心ひかれるのではなかろうか・・
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