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夫の没後・・・貧困・・を防ぐ‥年金の繰り下げのすすめ・・
国立社会保障・人口問題研究所によると、死別や離婚で独身になった75歳以上の女性は2020年で606万人で、手取りである可処分所得が、
中央値の半分に満たない人の割合を示す相対的貧困率が、夫との死別した65歳以上の女性は32%にのぼることがわかった・・
シングル高齢者の年金受給状況では。65歳以上で夫と【死別・離別】した女性の33.9%が年金100万円未満で(月額約8万3000円未満)で・・
暮らしていることが明らかに、実に3人に1人が生活が苦しい困窮状態であること判明しました・・・
これから年金生活を控えた50代にとって、将来、夫と死別後に困窮にしない為には、どのような防衛策があるのだろろう・・
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遺族年金は、会社員・公務員だった夫の【老齢厚生年金】『報酬比例分』の4分の3に当たる額、老齢基礎年金は「1人1つ」が原則なので、
遺族年金の対象外です‥残された妻は、遺族厚生年金と自分の基礎年金で生活することになります・・・
厚生労働省がモデルとする比較的恵まれた世帯で試算しても、夫が亡くなれば年間100万円も収入がダウンします‥・・・・まずは、
この現実を認識することが重要です。・・・働いて自分の年金を増やし、貯蓄することが賢明な対策の一つだと心がけるが重要。
時給で働くパートには会社保障の壁として【106万円の壁】と対象範囲が広く、【130万円の壁】があり、その壁を超えると夫の扶養から外れ
自分で年金や健康保険の保険料を負担することになります・・・・厚生年金に加入して自分で保険料を払うと、将来の年金額かわずかですが増え、
年収155万円で20年間働き続けると、将来貰える年金額は約17万円、1ケ月当たり1万4000円増えます。年金生活で1-2万増えるメリットは
大きく、会社員の妻で、パ-トをしている女性に多いのが自分の小遣いぐらいは自分で稼ぐ稼いだ分は使い切てしまう人も貯蓄をしましょう。
死別による困窮リスクに備えるには、年金の受給を+65歳から遅らせる年金の繰り下げが効果的である。
年金の受給を遅らせると、額面の年金額は1ケ月ごとに0.7%増え、受給開始を70歳にすれば1.42倍・75歳では1.84倍になります。
但し、遺族年金は65歳時点の厚生年金の金額を基に計算されるため、夫の厚生年金の受給開始年齢を繰り下げても、遺族年金には増額分が
反映されません‥・なので、妻の基礎年金を繰り下げることがおすすめです・・・・
女性の平均寿命を考えると、繰り下げで得になる可能性は高い・・70歳に受給開始する場合は82歳で、75歳で開始する場合は87歳で、
65歳から受給場合の手取り額を上回ることになります。年金の繰り下げは夫の死亡後の収入ダウンの有効な対策になるでしょう。
しっかり対策して死別破綻にならないよう防ぎましょう・・・・・・・・・ニッセイ基礎研究所・坊美生子氏主任研究院員が語る・・・
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