安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

安全で暮らしやすい日本をつくりたい
そんな想いを綴っていくブログにしたいと思います

指針の欠如。。。精神性なくして真の発展はなし

2023-12-26 01:15:53 | 政治
本日は、この動画を拝聴しての感想として、私の思うところを述べておきたいと思います


残念ながら、今の日本の政権、自民党の政治が最悪なものであることは、多くの方が賛同することでしょう
きょうもお昼ごろにミヤネ屋という番組に、石原伸晃氏が出演し、色々と語っていたのを見ておりましたが
彼もまた、「政治の信頼を取り戻すことが大事」という、抽象的な言葉を繰り返すばかりで、本質にはまったく切り込めない感じを受けました

私がここでまず最初に言っておきたいのは、「民主主義政治とは、民意のレベルを超えるものにはならない」ということです
ですから、日本の政治が最悪なのであれば、それは日本人の民意のレベルも、やはりそれに比例するものなのだろうと思います
よく政府批判をする人が、「政治家は悪い奴ばかり」と言いますけれども、それを選んでいるのは結局国民であって
政治家がそのように、欲まみれ、権力欲まみれになるように、国民の側が仕向けているわけです

例えばですね
誰かが指摘して言っていました。。。これは原口一博さんでしたか?
ガソリン価格を下げたければ、単純にガソリン税のトリガー条項を発動して、ガソリン税を無税にすればいい。。。
そうすれば、たった1兆5千億円の財政収入をあきらめるだけで、国民生活が非常に楽になる。。。
なのに政府与党はそれ以上の1兆8千億円でしたか?それだけのお金を業界団体(石油業界)に補助金として配っていますが
ガソリン価格は微々たる額しか下がらない。。。ガソリン税を無税にすれば、ガソリン価格1リットル当たり50円以上下がるのに。。。
要は、この業界関係者(石油業界)に倫理観がないんですよ。。。政府から補助金をもらって楽に利益を上げようとする
自分たちばかり権益を取ろうとする。。。。。これ、倫理観の欠如なんですね
業界団体に旨い汁を吸わせれば、政治家個人にキックバックがあって、その金で選挙に通りやすくなる
こういう業界団体と政治家の双方に、倫理観が欠如した状態なんですね

この「倫理観」というのは、実は言葉を変えると「資本主義の精神」なのです
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を著したマックスウェーバーは
近代西洋の資本主義の精神性の根幹は、キリスト教カルバン派、つまりプロテスタントの教義によって形作られたものだと看破しました
たとえどのような貨幣経済の発達した国家であれ、宗教的倫理観が欠如した社会には、資本主義は根付かない
これがマックスウェーバーの一番大きな発見でした
つまり、前述した政治家と業界団体との癒着は、これは資本主義の精神。。。倫理観の欠如した状態であり
これが30年以上も日本の発展繁栄を止めている、根本的な原因だと私は思うのです
業界関係者なら、国民が苦しんでいる窮状を見て、「少しでもガソリン価格を下げることが国家・国民の繁栄ため」と考える事こそが
宗教的倫理観に基づく資本主義精神だと私は思います
つまり、いまの業界関係者や政治家には、天下国家の発展繁栄を考えることのできる人材がいないという事を意味しています
これ、日本の宗教精神の欠如を意味するものだと私は思います
結論から言うと、そういう「天下国家を考えることのできる人材を政治家に求めていない」国民の責任であるわけです
民主主義とは、国民の意思によって政治がなされます。。。ですから国民の側にも、「天下国家を考える頭がない」わけです

話は変わり、件の動画についての感想ですが
まあこのままでは日本にオイルショックが来る可能性が高いのは確かだと思います
日本の石油備蓄は約1年ほどあるようですが、正直、オイルショックで本当に怖いのは、国民のパニックなんですね
私は今、徐々にですが生活物資を少しづつストックし、ある程度今後の不足に備えていますが、もう少したくわえを増やすつもりです
巷でオイルショックが起これば、「政府は国民への援助を増やすべき」という議論が起きるとは思いますが
いかに政府を罵倒しようとも、それで国民の生活が豊かになるわけではありません。。。そこは自己責任にて備えをしておくべきだと思います

また話は変わりますが、動画ではグローバルサウスに比べ、西側諸国をまるで悪魔の手先のように語っていることが、私には気になるところです
本当にグローバルサウスが発展繁栄の象徴に見えているとしたら、これもまた少し極端な見解に見えます
グローバルサウスの側には、中国北朝鮮のような無神論全体主義国家がいます。。。
無神論でなくとも、イランのように全体主義国家に極めて近い国家も複数あります
ドバイが素晴らしいと思うのは自由ですが、精神性の伴わない社会は、真の資本主義社会にはならない。。。という事も考えておくべきでしょう

いま、アメリカをはじめとする西側諸国が、資本主義の精神性の根幹である宗教性を失いつつあります
ですが、その対極にあるグローバルサウスが本当に素晴らしいかというと、それはおそらく蜃気楼のようなものであり
日本がグローバルサウスに取り込まれていった先にあるものは、おそらくは日本の滅亡だと感じます
日本は、要は心得違いをしているアメリカを改心させ、ロシアやインドを西側に取り戻し
全体主義化しているイランなどのイスラム原理主義国の改革を促し
無神論全体主義国家を包囲して、これ以上無神論国家が幅を利かせないように戦っていくべきと考えます
グローバルサウスを手放しで礼賛することは間違いです
日本には楽市楽座もいいのですが、それ以上に勤勉の精神、二宮尊徳精神を取り戻すことこそ急務であると思います

きょうはこの辺で、それではまた
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 安倍派潰しとロシアの対日外... | トップ | 倫理や道徳と民主主義社会の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治」カテゴリの最新記事