
Bombshell
上映日:2020年02月21日 / 製作国:アメリカカナダ / 上映時間:108分
ジャンル:ドラマ伝記
あんま邦題に文句言うのは避けてますけど、
これはちょっとなぁ。。
セクハラをスキャンダラスに報じること自体に問題があるってのに。。
原題は『Bombshell』。
爆弾,
砲弾,
(通例不快な) 人を驚かすような事,
突発事件,
魅力的な女性,
かわいこちゃん
などの意味があるとのこと。
この映画を言い得てますね。
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シャーリーズ・セロンが死ぬほどかっこいいし、やっぱ上手い。
顔に気合が満ち満ちている割に、結構ずっとどっちつかずで揺れ動いているのが人間らしい。
正しさを見極めようとする人ほど揺れ動くものよ。
まったく動かないあの先輩女性アンカーはどっぷりガッツリ保守派でしたね。
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マーゴット・ロビーを演技うまいと思ったことがなかったんですが、上手いね!
セリフが少ない方がこの人は力出せますね。
表情が素晴らしい。
主役3人でエレベーター乗ってるシーン。
セリフはないけど
マーゴット・ロビーの「私はこれから恥ずべき行為をしにいく」感が溢れてて悲しかった。。
電話で友達に事件のことを話すシーンも良かったですね。
「わたしはなんて穢らわしいの…」と号泣。
この役の人も保守派で福音派のクリスチャンなわけですから、どれほど苦しいか。
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FOXは、とんでもないセクハラ人間を退治しました!
って話になってるけど、
FOXニュースは保守メディアであることが売りで
トランプを全面的に支持している。
この映画でも、
同性愛者の女性スタッフは結局、恋人とのツーショット写真を引き出しの机に隠す。
「ビアンがFOXにいわれるわけがない」と自分を隠し続ける。
「こういう問題を提示しているこの映画は素晴らしい」
と言う人もいれば、
「そうだ!同性愛者は隠れて生きていればいいんだ!」
と言う人もいる。
どっちも喜ばせられる。
上手い映画だねぇ。。