ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)
今年の3月30日劇場公開だったのが、もうDVD/ブルーレイ出るんだ!
このスピード感もまさにこの映画の特質を表してますね。
『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 』http://www.nbcuni.co.jp/movie/sp/pentagonpapers-movie/
****
『レディ・プレイヤー1』の製作中の2017年5月30日に『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』の撮影開始。
50日間で完了。
同年の12月に劇場公開(日本公開は翌年3月30日)。
もともと早撮りの監督ではあるそうだけど、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』はなぜこんなに急いだのか。
それは、現トランプ政権のメディア批判に対抗するため。
現政権は、政権批判をするメディアを「フェイクニュース」だと言い、ジャーナリストを「国民の敵」だとしている。
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『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』は1971年のベトナム戦争についての機密文書のスクープを描きながら、
現政権によって報道の自由が侵されている現状を訴え「報道の自由を守るのには〝報道する〟ことだ!」とメディア側を鼓舞する映画です。
四コマ映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2112
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スピルバーグ映画としては、『シンドラーのリスト』『プライベート・ライアン』『ミュンヘン』『ブリッジ・オブ・スパイ』などのスピルバーグ曰く〝作らねばならない映画〟の系譜に当たります。
上記のものがどれも名作であるように、
『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』も映画としても面白い!
本来絵的には地味になるはずのモチーフなんですが、
細かいところでのサスペンス演出がうまい。
当時はケータイないですから、いわゆる家電(いえでん)や公衆電話が活躍します。
便利すぎない道具が持つドキドキ感が素晴らしいです。
人間ドラマも上手で、登場人物の人数が多いんですが名前覚えなくても「顔や雰囲気を見ればどういう立ち位置の人か」がわかります。
機密文書を巡っての複雑な人間ドラマなんですが、混乱することなく引き込まれます。
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時間がなさすぎてトム・ハンクスとメリル・ストリープには演技演出しなかったらしいですが、そののびのび感がこの2人の名優をさらに魅力的に見せたように思います。
特に、これがメリル自身が考えた演出なのかが気になっているのですが、
メリル演じるポスト紙の社長は前半は頼りないんです。
「椅子に寄りかかってたり背もたれに捕まって立っている」シーンが多い。
これが彼女の精神性を体現するものになっているわけです。
あと、周りの男たちが暗いスーツを着ているなか、ふわりとしたフレアのついた部屋着を着ていることも多く、彼女がいかにこの時代この会社の中で異質なものだったかも伝えています。
****
2018年8月16日、アメリカの350社以上のメディアが、報道の自由を売ったる社説を一斉に掲載。
トランプ政権の度重なるメディア圧力に、メディアが一丸となって正面から対抗し始めています。
四コマ映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2112
今年の3月30日劇場公開だったのが、もうDVD/ブルーレイ出るんだ!
このスピード感もまさにこの映画の特質を表してますね。
『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 』http://www.nbcuni.co.jp/movie/sp/pentagonpapers-movie/
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『レディ・プレイヤー1』の製作中の2017年5月30日に『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』の撮影開始。
50日間で完了。
同年の12月に劇場公開(日本公開は翌年3月30日)。
もともと早撮りの監督ではあるそうだけど、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』はなぜこんなに急いだのか。
それは、現トランプ政権のメディア批判に対抗するため。
現政権は、政権批判をするメディアを「フェイクニュース」だと言い、ジャーナリストを「国民の敵」だとしている。
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『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』は1971年のベトナム戦争についての機密文書のスクープを描きながら、
現政権によって報道の自由が侵されている現状を訴え「報道の自由を守るのには〝報道する〟ことだ!」とメディア側を鼓舞する映画です。
四コマ映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2112
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スピルバーグ映画としては、『シンドラーのリスト』『プライベート・ライアン』『ミュンヘン』『ブリッジ・オブ・スパイ』などのスピルバーグ曰く〝作らねばならない映画〟の系譜に当たります。
上記のものがどれも名作であるように、
『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』も映画としても面白い!
本来絵的には地味になるはずのモチーフなんですが、
細かいところでのサスペンス演出がうまい。
当時はケータイないですから、いわゆる家電(いえでん)や公衆電話が活躍します。
便利すぎない道具が持つドキドキ感が素晴らしいです。
人間ドラマも上手で、登場人物の人数が多いんですが名前覚えなくても「顔や雰囲気を見ればどういう立ち位置の人か」がわかります。
機密文書を巡っての複雑な人間ドラマなんですが、混乱することなく引き込まれます。
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時間がなさすぎてトム・ハンクスとメリル・ストリープには演技演出しなかったらしいですが、そののびのび感がこの2人の名優をさらに魅力的に見せたように思います。
特に、これがメリル自身が考えた演出なのかが気になっているのですが、
メリル演じるポスト紙の社長は前半は頼りないんです。
「椅子に寄りかかってたり背もたれに捕まって立っている」シーンが多い。
これが彼女の精神性を体現するものになっているわけです。
あと、周りの男たちが暗いスーツを着ているなか、ふわりとしたフレアのついた部屋着を着ていることも多く、彼女がいかにこの時代この会社の中で異質なものだったかも伝えています。
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2018年8月16日、アメリカの350社以上のメディアが、報道の自由を売ったる社説を一斉に掲載。
トランプ政権の度重なるメディア圧力に、メディアが一丸となって正面から対抗し始めています。
四コマ映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2112