映画感想(ネタバレもあったり)

映画コラム/映画イラスト

どう考えてもコメディなのだが?しかも最良のコメディ! 映画『まともじゃないのは君も一緒』

2022-03-29 | 映画感想

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)
上映日:2021年03月19日製作国:日本上映時間:98分
監督 前田弘二
脚本 高田亮
主題歌/挿入歌 THE CHARM PARK
出演者 成田凌 清原果耶 泉里香小泉孝太郎




おーもーしーろーいー。
良い映画。


**


割と初めの方で
「女性を攻略ゲームのように扱うことはクソなことである」とちゃんと示してくれていたので安心して見れました。

店内ナンパされた女性2人が
〝ナンパに引っかかるような程度の低い女〟っていうキャラを押し付けられてるのではなく、
ちゃんと意志を持った人物だったので、
ちゃんと複数の視点がある映画なんだなと思って、信頼して観続けました。


**


脚本は高田亮。
『さよなら渓谷』、『そこのみにて光輝く』、WOWOWの方の『グーグーだって猫である』。

さすが。
ビフォアトリロジーくらい歩いて喋りまくるし、
連ドラのように偶然出会う。

リアリティなんてものは無視しためちゃくちゃ上質なコメディですよ。

(成田凌は〝この映画はコメディじゃない〟と言ってるようですが。。なぜ??)

トム・ハンクスとメグ・ライアンがやっててもおかしくないくらい王道のラブコメ。


**


キャラクターも全員おかしいしセリフもおかしいし展開もおかしい。

それを映画として成立させる演出や演技の素晴らしさよ。

成田凌がラスト近くで演説するけど、そのときの劇伴がゴンチチみたいなほのぼのした音楽。
変に盛り上げたり感動させたりしない。
ちゃんと視点が映画の外にあるのがわかる音楽。


良いコメディ!



最新の画像もっと見る