映画感想(ネタバレもあったり)

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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画) Hereditary

2018-12-20 | ネタバレあり
ヘレディタリー 継承 [Blu-ray]


映像も面白く、トニ・コレットの職業も面白いし、みんなの演技もいいし、結構ずっと家の中なのにカメラワークが多彩で飽きない。

ちょっと「ん?」と思った一瞬のシーン(街灯のアップとか、ツリーハウスの灯りとか)があとからとんでもない展開への布石になってて、感心。
夜から朝へと0.5秒で推移するシーンもビックリ。


お兄ちゃんもまばたきをガマンして頑張ってたし、
妹も最後まで存在感失わない離れ業!!


****


で、ガブリエル・バーンが職業が博士なだけあって冷静なわけです。

トニ・コレットがどんどんやばくなっていく姿を冷静に「こいつやっベーな…」って思ってるわけです。

その視点でトニ・コレット見ちゃうと笑っちゃうんですよ。。
困るでしょ、こんな奥さん。。



ネタバレは以下










僕がオカルトを頭から否定してるのもあってラストの展開はちょっとついていけない。
(だってオカルトが実在したら怖いじゃん、最悪じゃん。だから信じたくないの)

なんかもうちょっと笑いそうになるし、そのままエンドロール。

で、エンドロールに
「プロデューサー トニ・コレット」
ってのが出ると

なんだよ!あんだけ美味しい役をバリバリノリノリで演じてたトニ・コレットが自分で製作してたのかよ、と。
そりゃこんなにいい役できるわけだと。

しかし、考えてみると、
ハリウッドとは言え、
女優が自分の演技力を100パー発揮できる主演作なんて、ほっといても来ないわけで、自分で製作するしかないんだよな。。

トニ・コレットって確かになんとなく名前を知ってたり、顔も見たことあるような。。ってくらいで、
いまフィルモグラフィ見ても
印象的なのがない。。

『幸せになるための5秒間』の自殺するつもりビルの屋上に上がったら、同じく飛び降り自殺するつもりだけど意思が固まらないピアース・ブロスナンに対して、「あの、まだ時間かかるかしら。。次私なんだけど。。」っていう主婦役が印象的ではあったけど。

実力はあっても力を発揮する場がない女優は自分で製作するしかないんだね!
素晴らしかったよ!おめでとう!トニ・コレット!!!


ガブリエルがバーン(燃える)してましたね。



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