「どんな社会にでも必要なのは慈悲の心であり、
公平の精神と正義だ」
「悪い機械は自分が悪いことに気づかない」
40年以上前のトルコの話だけど
この言葉2020年のどっかの国の首相にも聞かせたい。
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ラスト近くに死闘があるんですが、、
底辺同士で戦うわけです。
嘘をついた相手の舌を食いちぎって吐き出す。
本当に戦うべき相手はもっと上のヤツら。
でも手が届かないから底辺同士で争ってしまう。
これこそが、上のヤツらの思うツボ。
戦うのは上のヤツら。
***
ミッドナイトエクスプレスは脱獄を意味する隠語。
1970年代に起きた実話。
トルコから麻薬を密輸しようとしたアメリカの若い男性が空港で逮捕される。
軽く逃亡した後、すぐ捕まって刑務所に。
まともな弁護士もまともな判事もまともな法もなく、
検事からは終身刑を求刑され
結局4年の刑が執行される。
しかもその後、30年に延長される。。
で、さらに特別収容所へ。。
***
地獄のように環境の悪い刑務所で
刑務官からはガンガン暴力を受け続ける。
足の裏を殴るんですね。。
足の裏をやられると歩くのが大変になる。。
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1978年の映画ですけど、古い感じがしないですね。
緊張と緩和のリズムもいいし
希望と絶望のジェットコースター感も凄い。
サッサと進むし
笑いやセクシーシーンも挟まれてテンポが良い。
何年も刑務所にいて
陽の入らない特別収容所にも入れられて
ちょっと頭もおかしくなっちゃって
面会に来た元カノが真面目に話してるんだけど
視線は胸の谷間から離れなくて
おっぱい見せてくれって頼んで
元カノが泣きながらおっぱい見せてくれるシーンは
泣けるし笑える。。
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冒頭で心臓の鼓動の音がBGMとして鳴っていたけど
ラストで再び鼓動音鳴り始める。
ラストについては下に。
ちなみに主人公は確かに犯罪を犯した(麻薬を持ち帰って売ろうとした)けど、
適正な量刑を受けるために正しい裁判を受ける権利はある。
それが人権ってヤツ。
あの有名なヤツ。
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元カノが差し入れとして家族のアルバム写真をビリーにくれた。
最後のページには現金が隠されていて、それを元手に脱出する意思を固める。
友人はマックスはだいぶ頭がおかしくなっちゃったけど、
「おれはここを出る。必ずお前を助けに来る」とおでこにキスして別れの挨拶。
所長に
「100ドルあげるから病院に移してくれ」と頼むと
所長は快諾、、
したと見せかけて
ビリーを遠い部屋に連れて行って
ビリーを犯そうとする。
ズボンを下ろした所長にビリーが体当たりすると
所長は壁掛けハンガーみたいな突起物が頸椎に刺さり即死。
銃と制服を奪ったビリーは
運良く鍵もゲットして刑務所の外へ。
1975年10月4日の夜、
ビリーはギリシャに入る。
3週間後、ケネディ空港に着いた。
ご本人の写真家と思ったらなぜか俳優たちの白黒写真が展開される。
空港で家族と抱き合うビリー。
ビリーのどアップで終了。
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