映画感想(ネタバレもあったり)

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海を駆ける(2018年製作の映画)

2018-06-29 | ネタバレあり
深田晃司監督は頭いい人ですね。
ディーン・フジオカの使用法、これですよね。
これしかないですよね、今の所。
ピッタリ。

他にも演技力で同じようなことできる人はいるかもしれないけど、
この天然の異人感はそうそういないですよ。しかもスターで。

さすが、深田晃司監督。


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だいぶ淡々として進むので睡魔がガンガンやってるくるのですが、
日本とインドネシアの共通点であるTSUNAMI、そして戦争。
これらが映像ではなくセリフで語られます。

映画の中でやっていることはほとんどずっと日常生活。
でもセリフには「TSUNAMIと戦争」がじわりじわりと染み込んでいる。

そんで、ディンフジによる数々のマジックにも周りの人たちは「何だろうねぇ」ってな感じでほとんどスルー。

で、ラストシーンですよ。怖い。
ネタバレはコメント欄に。

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かなりの引き算映画ですね。引いて引いて引いて残りに抽出されたものは、やはり深田監督っぽい。日常のホラーですね。
黒沢清がこの映画撮ってても面白かったかも。



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太賀が面白い。完全に国籍変わってって。

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