逆転のトライアングル(2022年製作の映画) Triangle of Sadness
上映日:2023年02月23日
製作国:スウェーデン イギリス アメリカ フランス ギリシャ
上映時間:147分
監督 リューベン・オストルンド
脚本 リューベン・オストルンド
出演者 ハリス・ディキンソン チャールビ・ディーン・クリーク ドリー・デ・レオン ウディ・ハレルソン ズラッコ・ブリッチ オリヴァー・フォード・デイヴィス
同監督の2014年『フレンチアルプスで起きたこと』は2回観たくらい好き!
2017年の『 ザ・スクエア 思いやりの聖域』もDVD買ったくらいに好き!
とにかく嫌〜〜〜〜味なシーンをネッチネッチネッチネッチと長〜くやってさらにそれを繰り返す。
大〜〜好き。
**
2017年の『 ザ・スクエア 思いやりの聖域』もDVD買ったくらいに好き!
とにかく嫌〜〜〜〜味なシーンをネッチネッチネッチネッチと長〜くやってさらにそれを繰り返す。
大〜〜好き。
**
でもまずは、
主演女優(だよね)のチャールビ・ディーンについて。。。
ルックスはスーパーモデルで尚且つ素っっ晴らしく多面的で愛らしい演技を見せていたので、
映画見終わってどんな経歴の人なんだと調べていたら、
昨年夏に死去とのこと。。。なんと。。
言葉が出ない。。
素晴らしい才能と努力と愛らしさをフィルムに残せて良かったなんて無責任なことも言えないし、、、
「知らなかったけどこれからとんでもない世界レベルの女優になるんだろうな」と思いながら観ていただけに、、本当に惜しい。。
**
オストルンド監督がすごいのは監督として売れてもスター俳優を使わない。
今作はウディ・ハレルソンが唯一出てるけど、ウディ・ハレルソンってとこがまた反骨精神感じるじゃんね。
**
ネタバレは以下に!
冒頭の男性モデルのオーディション?シーンが一番面白かった。
バレンシアガ、H&Mの無限ループ。
オストルンド監督の嫌味さがたっぷり出てて「今作も絶対面白い!」と期待しました。
**
僕ちょうど先月初めてフェリー旅したんです。
横須賀から門司まで21時間。
だからかな、フェリー映画に厳しくなっちゃってるかも(なにそれ)。
映画内の船はめちゃくちゃ揺れてましたね。
でも残念ながらワイングラスのワインや水の表面は揺れていなかった。。。。
ちょっとは揺れてましたよ。
でも船の揺れとは全然リンクしてなかった。。
ゲロはCGでしたね。
グラスの中の水もCGで頑張っていただきたかった。
もしくはなるべく映さないか。
あんだけ映しといて揺れてないなんて。。
**
つまりはあのシーンが長いんよ。
船揺れて、ゲロ吐いてゲリして、おっさん2人が偉人のイデオロギー的な名言を羅列するシーンが長い。。
とにかくあの金持ちたち、武器商人たちのことを糞だ!吐瀉物だ!と数日忘れられないくらいに繰り返し言いたかったでしょうよ。
長いのがこの監督の特徴だしそれやりたいんだから仕方ないんだけど、 じゃあちゃんとやってとは思う。
途中から飽きてグラスの水が揺れてないとこに気が向いちゃった。
**
ラスト。
ヤヤはアビゲールに殺されてしまったんでしょうね。
(わかんないけど)
だからカールが走ってるシーンがラストだったんでしょうね。
(わかんないけど)
あの島が特大リゾートホテルだった、と。
ヒエラルキーが逆転したのに実はそこも金持ちたちの遊び場だった。
エスカレーターを見つけて、それに乗って助けを求めればこの島から脱出できる。 でもそれをしたらアビゲールはまたヒエラルキーの下に落ちてしまう。
アビゲールに殺されるかもと気づいたヤヤは提案する。
「私のアシスタントにしてあげるわよ」と。
は?
アシスタント?
ふざけんなよ
ですよね、そりゃ。
**
面白かったんですけど、、前2作ほどではないな。。
ゲロゲリとイデオロギーのシーンが長くて耐えられなかったし、、
無人島でのヒエラルキー逆転も割と既視感のある設定だと思うし。