映画感想(ネタバレもあったり)

映画コラム/映画イラスト

メアリーの総て(2017年製作の映画) Mary Shelley

2019-02-27 | 映画感想
メアリーの総て [Blu-ray]



映画の作りがなんだか歪(いびつ)でスマートじゃないのがこの映画の捨てがたい魅力。

もしももっともっと金かけて美術作り込んで、今っぽい作りの映画にしてたらアカデミー賞あたりに名前が挙がったであろう、ポテンシャルは感じる。


****


200年くらい前の話だけど、現在でも国によってはもっとひどい性差別があるはずだし、先進国であっても立場や地域によってはそんなに差別の状況は変わらないのかも。


****


彼女は18にして「フランケンシュタインの怪物」という怪物を作り出した。

しかし、怪物はもうすでにいた。
女性だからといって踏みつけてくる人間。

男が多いけど女性もそう。
自分がそうされてきたからと言って同じように女性を踏みつけて地べたに這いつくばらせる。

****


性はもちろん重要。
性は無ではない。

でも、性から自由に生きることがこんっっっなにも難しいとは。
人間にとっての課題。

最新の画像もっと見る