朝日新書 天台宗大阿闇梨 酒井 雄哉著
キャッチコピーは、「大丈夫、明日はまた、新しい人生が
生まれてくるから」
一日は一生と思って生きる。
朝起きて動に入り、夜寝て静に入ることは人生そのものなのだそうだ。
天台宗の開祖は、最澄だ。
彼は、空海と共に中国に渡り、仏教を学び、帰国後日本の国を守る
ためのお寺を開いた。
最澄は、御所に近い比叡山に寺を建てた。
天台宗の一番偉い人?は、天台座主というが、これは、かなり長い間
天皇一家から迎えるのが普通で、寺の中でも階級制度があったのだ。
今の、座主は修行を積んだ人がなっているが、この辺りはカトリックも
似ている。
以前のヨハネ・パウロⅡ世は、当時の冷戦構造に影響を受けて選出されたので、
政治と宗教を正確に分別することは本当に難しいようだ。
カトリックの影響が強い東側ポーランドを揺さぶるためもあったと
言われている。
天台宗だって貴族階級の僧侶だけでは、成り立たないので、
大勢の無名の僧侶もいた。
その中で、修行を積んで「生き仏」とあがめられるのが「阿闇梨」だ。
千日回峰行をすると、「あじゃり」になれる。
この行は、7年間という時間をかけて(ずっと行をしているわけではない)、
深夜から早朝にかけて、一日3~40キロ山の中を歩き、計700日の回峰
をすることをいう。
最終的には、地球を一周するほど歩く、また、お堂にこもって
不眠不休で念仏を唱え、死臭さえもただよう・・・といわれるほどの
過酷な行も行い、信長以降の400年間に49人しか達成していない
厳しい行だ。
戦後は、12人ほど。
この行は、途中で投げ出すことが出来ず、満願しなければ
死を選ばなくてはならないという、まさに命がけの行だ。
この酒井氏は2回もこの厳しい行を行った人だ。
行の中に、京都東山に降りてこられて信者の頭に手を置いて
(キリスト教的に言えば、祝福というかな?)いく行がある。
酒井氏が初めての行に出られたとき、母と東山に行って、
手を当ててもらったことがある。
その時の感動は、まさに「生き仏」にあった・・・という、
ありがたいものだった。
2回の行を終えた酒井氏は、大阿闇梨となった。
たまに、比叡山に行って何かの行事に出会うと、座主と大阿闇梨に
出会うことがあるが、お経を上げているお姿しか知らないので、
どんな人なのかなぁ~~というのが、本を手にした素朴な感情だった。
本の中で、知りたい!!と思ったら実践して又学んでを繰り返すことが
大事だとか、宗教とは、寛容が始まりだとか、とても分かりやすい。
初めから読まなくてもいいのもいいかな。
気の向いたページをくってみる・・・・。
キャッチコピーは、「大丈夫、明日はまた、新しい人生が
生まれてくるから」
一日は一生と思って生きる。
朝起きて動に入り、夜寝て静に入ることは人生そのものなのだそうだ。
天台宗の開祖は、最澄だ。
彼は、空海と共に中国に渡り、仏教を学び、帰国後日本の国を守る
ためのお寺を開いた。
最澄は、御所に近い比叡山に寺を建てた。
天台宗の一番偉い人?は、天台座主というが、これは、かなり長い間
天皇一家から迎えるのが普通で、寺の中でも階級制度があったのだ。
今の、座主は修行を積んだ人がなっているが、この辺りはカトリックも
似ている。
以前のヨハネ・パウロⅡ世は、当時の冷戦構造に影響を受けて選出されたので、
政治と宗教を正確に分別することは本当に難しいようだ。
カトリックの影響が強い東側ポーランドを揺さぶるためもあったと
言われている。
天台宗だって貴族階級の僧侶だけでは、成り立たないので、
大勢の無名の僧侶もいた。
その中で、修行を積んで「生き仏」とあがめられるのが「阿闇梨」だ。
千日回峰行をすると、「あじゃり」になれる。
この行は、7年間という時間をかけて(ずっと行をしているわけではない)、
深夜から早朝にかけて、一日3~40キロ山の中を歩き、計700日の回峰
をすることをいう。
最終的には、地球を一周するほど歩く、また、お堂にこもって
不眠不休で念仏を唱え、死臭さえもただよう・・・といわれるほどの
過酷な行も行い、信長以降の400年間に49人しか達成していない
厳しい行だ。
戦後は、12人ほど。
この行は、途中で投げ出すことが出来ず、満願しなければ
死を選ばなくてはならないという、まさに命がけの行だ。
この酒井氏は2回もこの厳しい行を行った人だ。
行の中に、京都東山に降りてこられて信者の頭に手を置いて
(キリスト教的に言えば、祝福というかな?)いく行がある。
酒井氏が初めての行に出られたとき、母と東山に行って、
手を当ててもらったことがある。
その時の感動は、まさに「生き仏」にあった・・・という、
ありがたいものだった。
2回の行を終えた酒井氏は、大阿闇梨となった。
たまに、比叡山に行って何かの行事に出会うと、座主と大阿闇梨に
出会うことがあるが、お経を上げているお姿しか知らないので、
どんな人なのかなぁ~~というのが、本を手にした素朴な感情だった。
本の中で、知りたい!!と思ったら実践して又学んでを繰り返すことが
大事だとか、宗教とは、寛容が始まりだとか、とても分かりやすい。
初めから読まなくてもいいのもいいかな。
気の向いたページをくってみる・・・・。