1月6日(日)
メンバー:タクミ(中1)、コーヘイ(中1)
冬休みを利用して、アウトドア中級の補習レッスン。
中級は一人前のクライマーとして、将来誰と登ることになっても困ったり恥ずかしい思いをしないで良いように必要最低限の技術をしっかりと身につけるのが目的のクラスだ。
私の手を離れていっぱしのクライマーとして世に出て行った時、インドアでもアウトドアでも自分の身の始末は自分で出来るようにしておいてもらいたい。
これは危険の伴うクライミングという行為を行う上での最低限のマナーである。誰かにおんぶにだっこ、はありえない。
自己責任。口で言うはたやすいが、実践するとなると結構大変なことだ。
そして、それは人生を生き抜いていくうえでも非常に重要な覚悟となる。これがあるのとないのとでは、人生の受けとめ方が180度違うものとなる。
中級は、クライミングを通じてそうしたことの一端を身をもって受け止め、自分のものにして行く過程である。
さて、同じバスに乗り合わせた二人。
最初にロープワークの練習をやるよ、と言うと「やった」
タクミは終了点に残地のカラビナがない場合の結び替えの練習、コーヘイは結び替えのテストと懸垂下降の練習が今日の目的だ。
「ボクは懸垂下降、出来ますか」とタクミ。
「うーん、岩場の混み具合によるな~空いていたらもう中学生だし、タクミも練習して良いよ。ただし、懸垂下降はビレイしてくれる人がいるわけじゃないから、全くの自己責任になるからそのつもりでね。」と言うと、ちょっと緊張した面持ちに。
タクミのお正月の家族旅行での「なまはげ」の話などを聞きながら岩場へ。
今日はいつもと違って岩場は何となくのんびりしたムード。人もそれほどいない。ラッキーかもよ
「いんちきするな」をアップを兼ねて交替で登り、上で一人ずつ結び替えの練習&テスト。
コーヘイは結び替えの再テスト。今日はしっかり出来て合格した
タクミは今度インドアレッスン時にもイメージで手順を整理しておくと良いね。イメージする練習は、日常の勉強にも役立つよ。
さて、次に懸垂下降の練習。岩場が比較的空いていたのでタクミも経験しておくことに。
二人とも慣れない作業に手こずりながらも何とかOKタクミは自分の手だけが頼りの状況にビビりながらも何とか下りることが出来た
二人とも無事下りたところで少し早いがお昼
ご飯を食べた後も二人で「うひょひょひょ」「だ~か~ら~ナントカカントカ○×■※△◎・・・」と何かとウルサイ。
何度「し・ず・か・に~っ」を繰り返したか分からないが、まぁ、楽しそうだね何がそんなに面白いのかよく分かんないケド。
午後はタクミのリクエストで「茅ヶ崎ロック」エリアへ。
タクミは「帰還兵」10cを登りたくて仕方ないのだ。
中級では技術的にこれはこなしておくとクライミング技術が上がる、と思われるルートを何本か選び、修了に必須としているがこれもその一つ。
そのエリアに行くのなら、とコーヘイは「帰還兵」のすぐ隣にある「もうじきバカンス」11cのオンサイトトライをすることに決めた。
行動は二人の自主性に任せて見守ることに
どうやらコーヘイがアップを兼ねて「帰還兵」にヌンチャクを掛け、タクミがトライすることで話がまとまったようだ。
エリアに行くと、「帰還兵」にはすでにトライしている人のヌンチャクが掛っていた。これをお借りすることにして、先ずはコーヘイがアップ。
次にタクミがトライ
10cの割に難しい動きを要求されるこのルートにかなり手こずったが、どうにかトップアウト
さて、次はコーヘイのトライの番だ。このルートにはヌンチャクが掛っていなかったので、マスタースタイル(自分でヌンチャクを掛けながら登ること)でのオンサイトトライとなる。「難しそ~」と言いながらも気合いを入れてトライ開始
このルートは下部から悪くビレイも気を抜けないので、このトライは私がビレイすることにした。
1ピン目までの組み立てを誤りクライムダウン。私も以前登った時に同じことをした覚えがあるので、その点だけ少し助言し、左のほうからトラバースして1ピン目にヌンチャクを掛けるラインに変更。
1ピン目にクリップするまでもかなり悪いので、私もドキドキだ。
でも、ボルダーでは初段を登り、インドアでは13aを登っているコーヘイの力を信じてトライを見守る。
無事1ピン目にクリップ ほっ
そのあとは気合のクライミングでムーブをこなし、レストポイントで「はっ」と大きく息をつきながら見事オンサイト
技術的にも上がっているね呼吸の仕方も良かった
あとにトライする人のためにブラシでホールドを掃除をしながら下りて来たコーヘイ。でも、ブラッシングに気を取られて、ヌンチャクを回収するのを忘れちゃった
で、あとにトライする人に回収して頂いた。ありがとうございました。
↑ブラッシング中
「帰還兵」のタクミは次のトライでは核心でフォール
これが今日のラストトライ、と決めた3便目。
下部から動きが良かった少し早目のリズムでピッピッと迷うことなくホールドとスタンスを決める。
その動きが中間部からどんどん速くなり、まるでコマ送りの映像のように・・・
タ、タ、タ、タ、タと駆け上がり、あれよあれよという間にレッドポイント
おめでとう二人とも、完登後に「登っている時、足がガクガクした。」と言っていた。それだけ、外岩は難しいし怖くもある。
でも今日は、二人とも外岩グレードを一気に上げたね
メンバー:タクミ(中1)、コーヘイ(中1)
冬休みを利用して、アウトドア中級の補習レッスン。
中級は一人前のクライマーとして、将来誰と登ることになっても困ったり恥ずかしい思いをしないで良いように必要最低限の技術をしっかりと身につけるのが目的のクラスだ。
私の手を離れていっぱしのクライマーとして世に出て行った時、インドアでもアウトドアでも自分の身の始末は自分で出来るようにしておいてもらいたい。
これは危険の伴うクライミングという行為を行う上での最低限のマナーである。誰かにおんぶにだっこ、はありえない。
自己責任。口で言うはたやすいが、実践するとなると結構大変なことだ。
そして、それは人生を生き抜いていくうえでも非常に重要な覚悟となる。これがあるのとないのとでは、人生の受けとめ方が180度違うものとなる。
中級は、クライミングを通じてそうしたことの一端を身をもって受け止め、自分のものにして行く過程である。
さて、同じバスに乗り合わせた二人。
最初にロープワークの練習をやるよ、と言うと「やった」
タクミは終了点に残地のカラビナがない場合の結び替えの練習、コーヘイは結び替えのテストと懸垂下降の練習が今日の目的だ。
「ボクは懸垂下降、出来ますか」とタクミ。
「うーん、岩場の混み具合によるな~空いていたらもう中学生だし、タクミも練習して良いよ。ただし、懸垂下降はビレイしてくれる人がいるわけじゃないから、全くの自己責任になるからそのつもりでね。」と言うと、ちょっと緊張した面持ちに。
タクミのお正月の家族旅行での「なまはげ」の話などを聞きながら岩場へ。
今日はいつもと違って岩場は何となくのんびりしたムード。人もそれほどいない。ラッキーかもよ
「いんちきするな」をアップを兼ねて交替で登り、上で一人ずつ結び替えの練習&テスト。
コーヘイは結び替えの再テスト。今日はしっかり出来て合格した
タクミは今度インドアレッスン時にもイメージで手順を整理しておくと良いね。イメージする練習は、日常の勉強にも役立つよ。
さて、次に懸垂下降の練習。岩場が比較的空いていたのでタクミも経験しておくことに。
二人とも慣れない作業に手こずりながらも何とかOKタクミは自分の手だけが頼りの状況にビビりながらも何とか下りることが出来た
二人とも無事下りたところで少し早いがお昼
ご飯を食べた後も二人で「うひょひょひょ」「だ~か~ら~ナントカカントカ○×■※△◎・・・」と何かとウルサイ。
何度「し・ず・か・に~っ」を繰り返したか分からないが、まぁ、楽しそうだね何がそんなに面白いのかよく分かんないケド。
午後はタクミのリクエストで「茅ヶ崎ロック」エリアへ。
タクミは「帰還兵」10cを登りたくて仕方ないのだ。
中級では技術的にこれはこなしておくとクライミング技術が上がる、と思われるルートを何本か選び、修了に必須としているがこれもその一つ。
そのエリアに行くのなら、とコーヘイは「帰還兵」のすぐ隣にある「もうじきバカンス」11cのオンサイトトライをすることに決めた。
行動は二人の自主性に任せて見守ることに
どうやらコーヘイがアップを兼ねて「帰還兵」にヌンチャクを掛け、タクミがトライすることで話がまとまったようだ。
エリアに行くと、「帰還兵」にはすでにトライしている人のヌンチャクが掛っていた。これをお借りすることにして、先ずはコーヘイがアップ。
次にタクミがトライ
10cの割に難しい動きを要求されるこのルートにかなり手こずったが、どうにかトップアウト
さて、次はコーヘイのトライの番だ。このルートにはヌンチャクが掛っていなかったので、マスタースタイル(自分でヌンチャクを掛けながら登ること)でのオンサイトトライとなる。「難しそ~」と言いながらも気合いを入れてトライ開始
このルートは下部から悪くビレイも気を抜けないので、このトライは私がビレイすることにした。
1ピン目までの組み立てを誤りクライムダウン。私も以前登った時に同じことをした覚えがあるので、その点だけ少し助言し、左のほうからトラバースして1ピン目にヌンチャクを掛けるラインに変更。
1ピン目にクリップするまでもかなり悪いので、私もドキドキだ。
でも、ボルダーでは初段を登り、インドアでは13aを登っているコーヘイの力を信じてトライを見守る。
無事1ピン目にクリップ ほっ
そのあとは気合のクライミングでムーブをこなし、レストポイントで「はっ」と大きく息をつきながら見事オンサイト
技術的にも上がっているね呼吸の仕方も良かった
あとにトライする人のためにブラシでホールドを掃除をしながら下りて来たコーヘイ。でも、ブラッシングに気を取られて、ヌンチャクを回収するのを忘れちゃった
で、あとにトライする人に回収して頂いた。ありがとうございました。
↑ブラッシング中
「帰還兵」のタクミは次のトライでは核心でフォール
これが今日のラストトライ、と決めた3便目。
下部から動きが良かった少し早目のリズムでピッピッと迷うことなくホールドとスタンスを決める。
その動きが中間部からどんどん速くなり、まるでコマ送りの映像のように・・・
タ、タ、タ、タ、タと駆け上がり、あれよあれよという間にレッドポイント
おめでとう二人とも、完登後に「登っている時、足がガクガクした。」と言っていた。それだけ、外岩は難しいし怖くもある。
でも今日は、二人とも外岩グレードを一気に上げたね