先日、一人の男の子がスクールを退会しました。
彼ははじめてクライミングをしに来た時から、他の子が怖がったり困ったりするところもスルスルと登り、自分で動ける子でした。
アウトドアやサマーキャンプにも参加したことがありますが、ここでも本領を発揮
バランス力のいる高い岩や、大会で使われる高い人口壁のトップまで、怖がったり動きに迷うことなくあっという間に登ってしまうのです
また、壁の形状を利用した登り方もとても上手で、この子がテクニックを身につけ、メンタル的に成長したら良いクライマーになるな~
と密かに思っていました。
1年経ち2経ち…。
私は彼の「その時」を待ちました。
子どもたちは急にグン
と力を伸ばす時があります。
それは、対象に対する気持ちの入れ方が変わり、「上手くなりたい
」「技術を身に付けたい
」そして「そのための努力を自分はできる
」という意識の変化とリンクします
彼は5年生になりました。
そろそろそうした変化が見られても良いころなのですが、なかなか「その時」は訪れません
私のほうも意識を向かせるべく、発破をかけたり、叱ってみたりしましたが変化はさほど見られず。。。
スクールに来ると仲間と些細なことですぐ喧嘩
テクニックを覚えていないので、一つの課題を登るための動きの組み立てが出来ずに登れない。。。結果、つまらない
他の子はどんどん登るための技術を身につけて課題にチャレンジしているので、一人おいてきぼりです
スクールも休みがちになり、どうしたものか?と悩む日々が続きました。
そんな時、お母様から退会の旨連絡があり、その時はじめて彼に発達障害があったことを知りました。。。
一見、健常者と全く区別がつきませんでした。
少し喧嘩っぱやくて落ち着きがないくらい。
最後のほうはそれでも少しは「ちゃんと登ろう、登りたい」という意識が芽生えてきたように思えます。基本練習だけは取り組むようになり、小さな成長が見られました
ただ、障害のことを私が知っていれば、対応の仕方を健常者と変えることが出来たかもしれないのに。。。
少なくともそのことを多少なりとも勉強し、しては行けないことだけは気をつけることが出来たでしょう。
健常者だとばかり思っていたために彼には不向きなアプローチをしていたのではないかと悔やまれます
保護者の方にお願いです。入会の時に、気になる点はお知らせ頂きたいと思います。
電話の向こう側で泣いておられたお母様の心中を慮ると胸が痛みますが、保護者と指導者の双方で情報を共有して始めて、適切な対応をして行けるのではないでしょうか。
彼ははじめてクライミングをしに来た時から、他の子が怖がったり困ったりするところもスルスルと登り、自分で動ける子でした。
アウトドアやサマーキャンプにも参加したことがありますが、ここでも本領を発揮
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バランス力のいる高い岩や、大会で使われる高い人口壁のトップまで、怖がったり動きに迷うことなくあっという間に登ってしまうのです
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また、壁の形状を利用した登り方もとても上手で、この子がテクニックを身につけ、メンタル的に成長したら良いクライマーになるな~
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1年経ち2経ち…。
私は彼の「その時」を待ちました。
子どもたちは急にグン
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それは、対象に対する気持ちの入れ方が変わり、「上手くなりたい
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彼は5年生になりました。
そろそろそうした変化が見られても良いころなのですが、なかなか「その時」は訪れません
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私のほうも意識を向かせるべく、発破をかけたり、叱ってみたりしましたが変化はさほど見られず。。。
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スクールに来ると仲間と些細なことですぐ喧嘩
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テクニックを覚えていないので、一つの課題を登るための動きの組み立てが出来ずに登れない。。。結果、つまらない
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スクールも休みがちになり、どうしたものか?と悩む日々が続きました。
そんな時、お母様から退会の旨連絡があり、その時はじめて彼に発達障害があったことを知りました。。。
一見、健常者と全く区別がつきませんでした。
少し喧嘩っぱやくて落ち着きがないくらい。
最後のほうはそれでも少しは「ちゃんと登ろう、登りたい」という意識が芽生えてきたように思えます。基本練習だけは取り組むようになり、小さな成長が見られました
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ただ、障害のことを私が知っていれば、対応の仕方を健常者と変えることが出来たかもしれないのに。。。
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少なくともそのことを多少なりとも勉強し、しては行けないことだけは気をつけることが出来たでしょう。
健常者だとばかり思っていたために彼には不向きなアプローチをしていたのではないかと悔やまれます
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保護者の方にお願いです。入会の時に、気になる点はお知らせ頂きたいと思います。
電話の向こう側で泣いておられたお母様の心中を慮ると胸が痛みますが、保護者と指導者の双方で情報を共有して始めて、適切な対応をして行けるのではないでしょうか。
この内容を拝見してから数日間、気持がモヤモヤし
コメントするか、見なかったことにするか?
知人にも内容を聞いてもらったうえ、結果コメントさせていただきます。
タイトルにして載せる内容でしょうか?
名前は出ていませんが、読めばどの生徒さんか容易に特定できます。
涙ながらに電話をされた保護者の気持ちを察すると、そっと受け止めるべきだと思います。
最後に(入会時に、気になる点は知らせてください)とありますが言いにくい事情もあるのではないでしょうか。
泣いて電話されたお母様が、このタイトルを見たらどう感じるか・・同じ子供を持つ親として心が痛みます。
このタイトルにつきましては私なりに悩みましたし、載せるべきかどうかも迷いました。
レッスンの様子を紹介しますので、名前は載せなくても特定できてしまうことについても考えました。
でも、それでも、取り上げようと思ったのは、障害を受け入れて前向きに戦って頂きたいと考えたからです。
また、指導する側の「なぜ?」という悩みも赤裸々にお伝えしたかった。
障害は誰のせいでもありません。また、隠して済む問題でもないと思います。
本当にお子さんのためを思うならば、少しでもお子さんにとって良い環境を整えるために保護者の方が闘って行く気持ちを持たれることから第一歩が始まるように思います。最も大切なのは、指導者と保護者の方との話し合いによるお互いの理解だと思います。
配慮のない記事、とのご批判も真摯に受け止めさせていただきますし、同様のご意見も多いかと存じます。けれど、本当の指導はしっかりとした相互理解から出発する、という点だけは主張させて頂きたいと存じます。
モンクレール http://www.japan2moncler.com