FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<イベント報告>10周年記念チーム二子ツアー

2014-06-06 16:57:23 | 活動報告
5月4日(日)~5日(月)
メンバー:のんちゃん(小5)、たけくん(小5)、ユキちゃん(小6)、コージン(小6)、りょーた(中1)、コーヘイ(中3)、タクミ(中3)

私が子どものためのクライミングスクールを立ち上げてから、昨年10年目を迎えた。
当時は周囲に子どもにクライミングを教える所はなかった。
むしろ、うるさい子どもが遊びに来る世界ではない、というのが多くのクライマーの意見だった。
立ち上げ当初は習いに来る子どもたちもごく僅か。
生活出来ず、本当に苦労した。

10年経ち、様相は一変している。
各ジムにはこぞってジュニアクラブが出来、子どもが参加出来るクライミングの大会も目白押し。
10年ひと昔。
世の中、変わるものである。

さて10周年を記念して、昨年はチームメンバーの保護者の方々がお祝いをしてくださった。
今回のツアーはささやかであるが、そのお礼も兼ねてのものだ。

朝9時半に西武秩父駅に集合。
今回は小学生達とコーヘイのお母さん、そしてりょーたのお父さんもご参加くださった
ゴールデンウイークのため、車で来た人たちはみんな渋滞にはまり、みんなが集まれたのは約1時間遅れの10時半ごろ
でも、子どもたちはウキウキと楽しそうに待っていた
車を出して下さったご家庭の車に分乗して、二子山へいざ出発
早春に降り積もった大雪の影響が林道に残り、車で入れるか否か危ぶまれたが、どうにか可能となり無事岩場に到着

今回は「祠」というエリア。
何度か行ったことのあるコーヘイ、タクミ、ユキちゃんにアプローチの道案内を頼むが、ユキちゃんはバテて一人一番最後となった
みんな結構歩くの早いな~

岩場に着くなり、初めての子どもたちから「わースゴイ」と歓声が上がる。
少し休んでからクライミング開始

先ずは一番端にある「話がピーマン」10aから。
このエリアではこれが唯一の10aなのだが、下部の一手が10aとは思えないほど悪い
でも自然の造形なので仕方がない。外岩は厳しいのだ。

タクミが初めての後輩たちのためにヌンチャクを掛けに行く。
初めてこのエリアに来たみんなは興味津津
 

このルートに初めて触る人は、先ずはトップロープでチャレンジ
トップロープならば、もう自分たちで組んで登れるね
 

その間に、ユキちゃんは前回フラッシュした「シリアル」10dをマスタースタイルで、


コーヘイはその名も「ウォーミングアップ」11aでウォーミングアップ
「ウォーミングアップ」はガバで動きが大きく、なかなか楽しいルートだ。
  

みんなが活動を始めた頃、ついさっきまでとても元気だったのんちゃんが、「センセイ、なんだか具合が悪いの。。。この前の天王岩の時みたいなカンジ」と言って来た。
のんちゃんは以前天王岩で、岩場に着くなり調子が悪くなり、1本も登れずに帰ったことがある
あれれ・・・大変。
暖かくして少し休んで、様子を見てみる?と聞くと「うん」と答える。
活動しているみんなの、着ていない服をぐるぐる巻きにして、少し様子を見てみることにした。


それでも顔色が悪く、「寒い」と言い出したので、お母さんと先に街に。
もし熱が上がるようならこのまま帰る、とのことだったが、残念ながら心配した通り熱が上がってしまい、のんちゃんはお家へ帰った
このツアーをものすごく楽しみにしている、と数日前にお母さんからメールをいただいていたのに・・・残念だね。。。
楽しみにしすぎたあまり、発熱しちゃったのかな?

~つづく~




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