最近、カウンセリングをする機会が増えまして、
経験を順調に積んでいくことができるようになりました。
色々な方とお話をさせていただく中で、
うまくいっているなと思うときもあれば、
手痛い失敗をしてしまうこともあります。
多くのやりとりを経て、人との心の適切な距離のとり方が、
ぼんやりと掴めてきたような気がしています。
今、思っているのは、
人が自分の最も脆い部分を打ち明けてくれているときは、
できる限り、細心の注意を払ってそれを扱わなければいけないということと、
「話してくれるのが当たり前」と思わないこと、
人が心を開いて話してくれるまで、
ゆっくり待つ必要がある、ということです。
それと、先を急がないこと。
クライエントより先に行ってはいけないこと。
クライエントが自分の歩みで自分の答えを見つけるまで、
じっくり付き合う必要があること、かな。
本で読んで得た知識だけではなく、
自分自身の実践を経て得られた感覚は、
生きた実感を伴うもので、目にはみえないけれど、
自分の中の貴重な財産になっていく感じがします。
自分の成長が感じられる、
そして、技術を高めていけることができる喜びがあります。
時間はかかったけれど、
しっかり自分と向き合って、
自分に合った仕事が見つけられて、
本当によかった。