ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

思いやりのある子

2012-05-22 16:54:42 | 仕事
今まで憎たらしい子のことばかり書いてきましたが
素直で優しい子もいます。

生徒が問題を解いている間、私は生徒がやってきた宿題のチェックをしているのですが
大抵の子は、無言で宿題を私の机の上に置いて席に戻ります。
叩きつけるように置く乱暴な子もいます。

GW明けは宿題の量も多く、チェックが大変でした。
そんな中、A子ちゃんは、授業が終わった後、そっと宿題を手渡しに来ました。
どうして授業の後に出しに来たのか聞いたところ、
「だって先生、量が多くて大変だったでしょう」
と言われました。

これには感動しました。
10年ちょっとしか生きていない小学生が
アラフォーの私を気遣ってくれるとは・・・。

塾の子供たち、個性はさまざまですが
A子ちゃんが持っているような思いやりは
教えて身に付くものじゃないんだろうなあ・・・と思います。
その子が生まれながらにして持っている、心の財産。

事の善悪は叩き込むことができるとしても
他者に対する思いやりの心というのは
天賦の才能の一つではないかと感じています。

逆に、思いやりの心が生まれつき欠落している人間に、
思いやりのある行為を求めても無駄なのです。
この事実にもっと早く気付いていれば。

これはきっと思いやりに限ったことではないと思うのですが
私は人を見るとき、他者に対する優しさ、気遣いの有無を重視してしまうので
この個性がひときわ輝いて見えます。

世の中、色々な個性の人間がひしめいています。
色々な個性があるからこそ、社会が調和を保てるのだとも思います。

でも、私は思いやりのある人がいちばん好きです。


にほんブログ村 主婦日記ブログ 子供なし主婦へ