ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

優しい人

2024-02-19 09:05:37 | 仕事
私はずいぶん長い間、「優しい人」と「物腰が柔らかい人」の区別がつかなかった。
もちろん、両者が重なることはあるのだが、
「物腰が柔らかい」が「優しい」人ではない場合、
物腰の柔らかさは、その人がトラブルから身を守るための、単なる防御手段に過ぎないことが多い。
「優しい人」のペルソナを被っているだけで、
優しさが他者に向けられることは少ないのである。

優しさには色々な定義があると思うが、
今のところ、私が考える優しさは、
他人に関わろうとする態度のことだ。

目の前で人がいじめられているときに、
見て見ぬふりをする人は優しくない。
いじめられている人を助けようとする人は優しいし、
いじめっ子を注意する人も優しいと思う。
本当はいじめられている人を守りたかったが、それができなくて悶々としている人も、
上記の二者に比べれば程度は低いが
優しくない訳ではないだろう(勇気がないだけだ)。

それを思うと、粗野な態度でも
人を思いやる行動ができる人は優しいと思う。
優しさのペルソナを被っただけの人より、
ぶっきらぼうに優しい人の方が私は好きだし、
きっとこのタイプの方が人気があると思う
(漫画で人気のキャラにはこのタイプが多いと思う)。

それはなぜかと言うと、
優しさをアピールしてないからではないかと思う。
自分が賞賛されたり好かれたりするための優しさではないから。
無償の優しさだからだ。

なんでこんなことをくどくど書いているかと言うと、
心理職には圧倒的に「物腰の柔らかい人」が多いからなんだな…。
物腰が柔らかいからといって、優しい訳ではないんだよ。
私はとても大切なことを学んでいる…


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コメント (2)
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