ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

煩悩が消えた

2024-02-14 07:17:16 | 片思い
ここ数年、私はおしゃれをそれなりに頑張って
マスク美人を目指せやら何やら言い
夫以外の男性にときめいてみたりしたけど
何の実りもなく
変わらない日々を過ごしている。

片思いしていた時間に何らかの意味を見出そうとしても
結局、欲求不満が高まっただけのように思う。
何にもつながらない結果が分かっている今、
もう一度同じ思いをしたいかと自分に問うと
答えはノーだ。

男性からお食事の誘いでもあるといいな…と淡い期待を抱いていたが
ここ数年、そんなことは全くなく。
いや、ここ数年の話ではない。
夫を最後に、男性からお誘いを受けたことがない。
夫とお付き合いを始める前もそのようなことは久しくなかったから、
正確に言うと、ここ20年以上、お誘いがなかったのだ。

20年以上もないとは…
私はこの事実にもっと早く気付くべきだった。
私の恋の季節はとっくの昔に終わっていたのだ。

私は深い絶望を感じたが、
割とすぐに立ち直り、
却ってすっきりした気持ちになった。

もうすぐ50代。
これから何をして楽しもう。
実りのある分野を選んで、
自分の人生を充実させようと思う。
コメント (2)
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タイムトラベル

2024-02-05 18:01:57 | 
最近は大学での仕事で手一杯になってしまい
担当の学生さんのことばかり考えていて
肝心の家族のケアが後回しになっていました。

年末にその年に撮った写真を整理していて
夫が思いのほか老け込んでしまったことに気付きました。

普段、若い学生さんばかり見ているせいかもしれませんが
私が夫を放ったらかしにしている間に
夫が老けてしまったようにも思えました。
夫に対する関心が薄れていたことも否定できない…

私は、いつも自分が使っているカウンセリング室のソファーに、夫が腰掛けている姿を想像してみました。
今の夫ではなく、普段私が相手にしている学生さんのような、20代頃の若い夫の姿を。

精悍な顔付きながら、まだ幼さも残る、初々しい夫の姿を。
そして、その若い夫が、優しい眼差しで、じっと私を見ている姿を想像してみました。

私の心の中に、夫に対する愛情が蘇ってきたように感じました。
若い学生さんはとても魅力的。
でも私の愛するあなたも、負けないくらい魅力的だったね。
思い出したよ。

今の若い学生さんだって、30年後にはこうなる。
若い頃の姿、今の姿、将来の姿を、
もっと想像して、
時間を自由に行き来してみようと思いました。

これからも一緒にいよう。
久し振りにそう思えました。
コメント (4)
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