日頃、私のブログに訪問してくださっている方で一昨日の記事
(写真部分)をご覧になった方はちょっと驚かれたかも知れない。
そしてその風体にちょっと怪しい人物ではないかと思われたかも
知れない。
ブログの記事内では時々激しい口調で政権を批判したりしているが
そのほかの場面では自分で言うのもおかしいが街で見かける
『好々爺』だと思われているかも知れないと自分では思っているのだが・・・
一般的に口髭にスキンヘッドはやはり警戒されたり嫌悪感を
もたれたりするのではないだろうか。
私自身もそれを察知することもある。
どこへ行くのも車を利用するので電車にはほとんど乗らないが
冠婚葬祭のため電車で出かける時などはそれを感じるのだ。
家族や友人と一緒の時はその会話から怪しい人物とは思われない
ようで警戒されるようなこともないが、私一人の時は私の周りの席が
空いていても私の隣にはあまり人が座らない。
こんな時に昔の上司との約束の意味を思い出すのだ。
以前に私の過去の話をする上で何度か書いたことがあるが、最初に
勤めた会社を20年で退職するときにお世話にもなった信頼できる
上司にその旨を伝えたところ
その上司からは叱責や反対されることも説教されることもなく穏やかな
談話の後でただ一言・・『この先の人生は口髭をつけて挑戦しろ・・・』と
いうものだった。
そして付け加えたのは『家族に対する責任感を強く持つように・・・』
というアドバイスだった。
これは、これから立ち向かうであろう数えきれないほどの「苦難」や
「困難」に立ち向かうための決意を促すということだったのだが・・・
そのころ髭を生やしているのは特殊な職業や人物であり、一般社会人には
ほとんど見られず現在のようにファッション感覚で髭を蓄えている人も
少なかったし、ましてやこれからの人生の面接、面談、商談や面接など
には不適格と思われていたので私はその支店長の言葉に『えっ?』と思った。
『私との約束を完全に果たすまではどんなことがあっても髭をそること
まかりならぬ』・・・と。
その後、度々この髭が原因で、面接、面談、転職、商談などが成立
しないケースが多すぎるくらいあったが、あの時すぐに理解できなかった
上司の言葉の『髭』の深い意味を探りながら『不成立の原因はは髭
だけではない・・・自分が至らないからだ』と自覚し、
めげることなくその先を目指し、むしろ励みとして挑戦意欲を
燃やしてきたと自負している。
その上司は10年以上前に亡くなったことで仲間のみんなは言う。
shimaさんは上司との約束も果たしたのだからもう髭を剃ってもいいのでは
ないかと・・・。
でも私は私の生きる125年間は剃らないつもりなのだ。