

最近までフェンスや木蓮の木に絡みつくようにしてたくさん咲いていた
ルコウソウが寒さの所為か勢いが衰え、ポツンポツンとまばらに
開いている。
それでもあの愛くるしい姿と懸命に生きるような独特の「赤色」には
やはり惹かれるものがある。
今朝は少し離れた場所にもポツンと一輪・・・
いつの間にか種が飛んで行って咲いたものなのだろう。


その側で咲いていた『キバナサフランもどき』はもう既に花が終わり
少し前から独特の形の種がしおれかかった茎にぶら下がるようにして
ついている。
既に下に落ちているものも・・・
私がそれを見ていると妻が突然驚いた様子で『お父さん、これ見て・・・』と小さな透明のビニール袋のような物を差し出した。
その中には既にはじけた状態でいくつにも分かれてバラバラになった
キバナサフランもどきの種が入っており、しかも芽が出ている状態だった。
それは小さな何かの幼虫がくっついているように見えた。



私がしゃがんで見ていることに気づいた妻千恵子選手が何日か前に
来年のために・・・と保存しておいた種を見せようと思ったらしいのだが
まさか芽が出ているとは?・・・と驚いたようだ。
些細なことにも驚くのでこちらが『何ごと?』と思うこともしょっちゅうである。
我が家にこの『キバナサフランもどき』が突然のように現れたのは2年ほど前だっただろうか・・・
鳥が種を運んできたのかも知れないと特別気にしていなかったが
今年の花は特別きれいに見えたのか妻千恵子選手が自分で持っている
いくつかの花事典のようなもので調べてもわからなかったようで、
またまた得意の『お父さん、◯◯して・・・』を持ち出し、私に検索を依頼。
花の色や形などを基本ネットで検索を・・・と思ったが先ずは手っ取り早く
『グーグルレンズ』を利用・・・すると意外に早く判明し、その後は
Wikipediaで確認・・・またひとつ花の名前を覚えたと妻は大喜び。
この花の仲間はほとんど外来種のようだが近年、ちょっと歩けば
町のどこにも見かけることが多く群生するように咲いているあの
オレンジ色の『ナガミヒナゲシ』のように害をもたらす・・という
説や駆除をした方がいい・・などという説もあるのだろうか。
『ナガミヒナゲシ』そのものの知識も無いのでこれから調べて見ようと
思う。