昨日に続き今日も予報どおりいい天気だ。
しかも今の時間、空に雲もない。
濃い色ではないが明るい青空が隅々まで広がっている。
陽射しも暖かい・・・この穏やかな時間に小さな庭の狭い芝生に
腰を落として空を見上げると得も言われぬ喜びを感じる。
蚊が寄ってこないのもまた嬉しい。
私も年齢相応に落ち着かなければと思いながらもやはりいつも
何かで動き回る自分をとめることもできないし、否定しようとも
思わない。
ただ、最近は懐かしさも含めてこうして静かな時間を過ごすのもいいもの
だと思うこともあり、それはそれで大切だとも思い始めているのだ。
そんな時に頭に浮かぶのはやはり『ニューシネマパラダイス』である。
自分の人生と重なる部分(思い)をあるときは懐かしく、また柄にもなく
感傷的に・・・そして今に繋がる喜びを・・・
あの映画の内容とは違っても何十年後に『意味がわかった・・』という
ものが少なくないのもまた人生として受け入れなければ・・・
あの時は迷い、悩んだがあの判断が間違っていなかったからこそ
今の自分があるのだと思いたい。
これは何不自由ない裕福な生活とはまったく関係の無い現在の
自分だけのささやかな幸せともいうべきなのであろう。
今まで、そして今も何かで交流のある(あった)人たちのお陰である。
いまこの穏やかに時間にもう一度人生を回想してみたいと思う。
映画『ニューシネマパラダイス』の主人公のように・・・
ニュー・シネマ・パラダイス
E.モリコーネ/ニュー・シネマ・パラダイス Ennio Morricone/Nuovo Cinema Paradiso