MC68000 Maniacs!
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SE/30の標準搭載メモリは 8MB。
当時は問題無かったかもしれませんが,CPUアップグレード等にて上位のOS導入を視野に入れる場合,どう考えてもメモリ容量不足であると思われます。

ただし,SE/30に搭載されているROMは,32bitアドレッシングに対応していないため,そのままの状態では,最大8MBのメモリしか認識しません。大容量メモリを認識させる方法としては「MODE32」と呼ばれる機能拡張ファイルの投入が最も有名です。この機能拡張ファイルをシステムフォルダに投入して再起動させれば,32bitアドレッシングに対応させる事ができます。

もうひとつの方法として,SE/30の搭載ROMを,IIfxの搭載ROMに換装してしまう方法があります。SE/30や IIfxのROMは,ROM-SIMMと呼ばれ,SIMMのように抜き差し可能な形状をしているので,実際の換装作業はそれほど困難ではありません。むしろ,IIfxのROMを入手できるかどうかの方が問題になると思われます。(IIfxのROMでも,SE/30と互換しないものがあるようです。)

ROMを換装すれば,前述の「MODE32」は必要なく,非常にスマートに32bitアドレッシング環境を実現できます。ところが,この方法で起動できるOSは,漢字Talk7.1までが限界だったりするのです。現在,公式にフリーで入手できる漢字Talk7.5の導入を考えるならば「MODE32」の投入が必須と言うことになりますね。

ちなみに,上記の何れかの方法にて32bitアドレッシング化すれば,SE/30には,16MB×8枚で最大128MBのメモリを投入する事が可能です。

自分のSE/30は,IIfxのROMを投入し,メモリ容量は80MB。OSは英語版のSystem7.0を入れて使っています。


【関連リンク】

 ・MODE32 ・・・ MODE32 の入手先
 ・漢字Talk7.5.3 ・・・ 漢字Talk7.5.3 の入手先


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