Classic2は,1991年10月に Classicの上位機種としてリリースされました。MC68000/8MHzのClassicに対し,Classic2は,MC68030/16MHzとスペック的にも上位の位置付けであり,メモリ搭載量も4MBから10MBへ大幅に拡張されています。しかし,内部バスは16bitであるため,SE/30のパフォーマンスには及びません。
また,SE/30が,030PDSの多大な恩恵を利用して豊富な拡張手段を有していたのに対して,Classic2は,030PDSのような拡張スロットは持たず,辛うじて浮動小数点演算用のコプロカードを組み込むためのスロットが存在するだけの,注目すべき強化手段がほとんど「無い」マシンでした。
メモリ増設(最大10MB)やHDD換装も強化手段と言えない事はありませんが,これらは強化手段というより,もはや「使うための必須作業」であると言えます。だからといって,コプロカードを増設したところで一般的な使用レベルでは性能向上を体感できるはずもなし。というか,コプロカードを単体で入手すること自体難しいので,あまりお薦めの手段ではないかなと思います。
自分のClassic2については,メモリを10MBに増設し,100MBのHDDを230MBものと換装,コプロカードはINTERWARE製のものを組み込んだところで,作業停止している状況。System6環境での使用のみですし,アプリケーションもそれなりのものしか動かさないので,性能についてはこの程度で十分と感じているのが正直なところです。
ちなみに,
Classic2に対応するCPUアクセラレータはリリースされていませんが,弟分の ClassicにはCPUアクセラレータがリリースされていた実績がありますので,Classicのロジックボードを Classic2に移植したうえで,CPUアクセラレータを押し込んでやれば,Classic2のパフォーマンスを上回る事も可能との事。
やはり問題は,アクセラレータ自体の入手の困難さだとか。
(でも,これじゃあ Classicのアップグレードだよねぇ・・・)
だめじゃん。(≧∇≦)
【関連リンク】
・SEの最強化 ・・・ Classic対応のアクセラレータも紹介しています
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